2月の電力需要実績速報、10電力会社合計で前月比2.1%減電力供給サービス

電気事業連合会が発表した2月の電力需要実績速報によると、10電力会社の合計で前月比2.1%減という結果になった。家庭向けの電灯契約の販売電力量が大きく減少したが、2月の寒さが影響し、昨年同月比では微減にとどまった。

» 2012年03月21日 21時02分 公開
[ITmedia]

 電気事業連合会は2012年3月16日、2012年2月分の電力需要実績速報を公開した(図1)。この速報は、日本の主要電力会社10社の販売電力量をまとめたものだ。

 速報によると、2012年2月の10社の販売電力量を合計すると、2012年1月比でおよそ2.1%減という結果になった。ちなみに、前年同月実績と比較するとおよそ1.4%減だ。

 契約種別に見ると、前月比で最も下げ幅が大きかったのは家庭向けの電灯契約。1月比でおよそ9.7%減となった。しかし、前年同月比では1.5%減。最近4カ月の前年同月比の値の中では、最も小さい値になった。

 この点について電気事業連合会は、「お客さまの節電の取り組みによる影響があったものの,2月の気温が前年に比べておおむね低めに推移し,暖房需要が増加したこと」を要因として挙げている。

ALT 図1 電気事業連合会が公開した、2012年2月の電力需要実績速報

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