節電の流れに乗って、LED照明は急速に普及している。各メーカーも積極的に新製品を投入し、激しい競争を繰り広げている。この競争を勝ち抜くため、三菱電機は照明事業を運営してきた関連企業3社を1社に統合することを明らかにした。
三菱電機は照明事業を運営している関連会社3社を統合することを発表した。照明器具の製造、販売を手掛けている三菱電機照明株式会社、ランプや蛍光灯を製造しているスラム・メルコ株式会社、販売を担当する三菱電機オスラム株式会社の3社を合併し、三菱電機照明株式会社に統合する。
事業統合に当たり、新しいブランドも用意する。新ブランドの名前は「MILIE(ミライエ)」(図1)。LED照明器具やLEDランプをこのブランドで販売していくとしている。
三菱電機はこれまで、照明事業の関連会社をドイツのオスラム社との共同出資とし、製品開発でも協力関係を築いてきたが、統合に当たってオスラム社との協力関係を解消する。新会社の資本金は全額三菱電機出資となる。新会社の資本金は37億8500万円。2012年10月1日に新体制で事業を始める予定。
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