12月5日(水)−東京の需給率94%に、各地で軒並み90%超える全国でんき予報2012冬

全国的に寒さが増して、各地で需給率が90%を超え始めた。特に東京は供給力が前日から67万kWも減ってしまうため、17時台に需給率が94%に達する見込みだ。

» 2012年12月05日 12時00分 公開
[スマートジャパン]

 北海道と関西を除く7つの地域で需給率が90%を超える。いよいよ冬の節電シーズンが本番を迎えた。相変わらず需給率が高いのは東京で、17時台に94.3%に達する予想が出ている。

 東京の需要は最大4320万kWと想定されており、3日(月)の4405万kWよりも少ない。しかし供給力が245万kWも減って4583万kWにとどまることが需給率を押し上げている。夕方の気温低下によっては、先週のように需給率が95%を超える厳しい状況になる可能性がある。

 東京電力の供給元のひとつである電源開発の火力発電所の1基(出力60万kW)が、前日4日(火)の午前10時からタービンの不具合で運転を停止している。それでも4日の供給力は4650万kWを確保できており、5日の供給力減少(4日よりも67万kW少ない)は別の要因によるものとみられる。今週も東京電力の供給力は需要の変動に関係なく不安定だ。

12月5日の電力需給予測。各電力会社がWebサイトに掲載したデータから

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