1月21日(月)−全国的に需要は減るが、東京では需給率が93%に近づく全国でんき予報2013冬

前週金曜日に比べると、最大需要電力は全国的に大きく減少する。しかし、東京で需給率が93%に近づくほか、中部、北陸、四国で90%を超える。

» 2013年01月21日 11時00分 公開
[スマートジャパン]

 需給率が90%を突破すると予想しているのは東京、中部、北陸、四国の4地域。需給率が特に高くなるのは東京。前週金曜日に比べて最大需要電力の予測値は90万kW下落しており、最大需要電力の減少に合わせて最大供給電力を41万kW減らす。しかし、需要に対する供給が少なく、需給率は92.6%に達する見込みだ。

 中部、北陸、四国では、最大需要電力の減少幅以上に最大供給電力を減らす。最大需要電力は中部と北陸が40万kW減、四国は20万kW減となる。一方、最大供給電力は中部が46万kW、北陸が65万kW、四国が26万kW減らす。

 中部は供給減の理由を特に公開していないが、北陸では火力発電機を待機させているため50万kW減少し、動作させる予定の火力発電機の起動に時間がかかるため25万kW減少している。四国では阿南発電所2号機が停止し、供給力が22万kW減少しているという。

1月21日の電力需給予測。各電力会社がWebサイトに掲載したデータから

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