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» 2013年04月23日 07時00分 UPDATE

蓄電・発電機器:太陽光と組み合わせて38円で売電できる蓄電池、容量は14.4kWh

京セラは家庭用の定置型リチウムイオン蓄電システムの第二弾を製品化した。太陽光発電システムと同時に利用した場合、自家発電設備扱いにならないような設計としたことで、太陽光発電の売電価格を38円に維持できる。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 京セラは、2013年4月、容量が14.4kWhと大きな家庭用蓄電池「リチウムイオン蓄電システム TypeB(EGS-LM144B)」の販売を2013年5月7日から開始すると発表した*1)。太陽光発電システムと接続した場合、売電価格を高く設定できることが特徴だ(図1)。

 価格は445万円(税別)。京セラソーラーコーポレーションが販売する。経済産業省の「定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業費補助金」の対象であり、個人が購入した場合最大100万円の補助を受けることができる。

*1) 容量7.2kWhの製品もある。価格は240万円(税別)。

yh20130423Kyocera_cell_250px.jpg 図1 京セラの大容量蓄電池。出典:京セラ

 京セラはTypeBと同容量の蓄電池「リチウムイオン蓄電システム TypeA」の販売を2012年8月に開始している。TypeAは、日中に太陽光発電システムを動作させた場合、蓄電池からの放電が同時に起きる。このため、太陽光発電と自家発電設備を併設した場合の売電価格が適用される。売電価格は1kWh当たり31円だ。

 一方、今回のTypeBでは、太陽光発電システムの動作中は蓄電池からの放電を抑制する。このため、太陽光発電システムを単体で設置した場合と同じ、売電価格38円が適用される。

 運転モードは大きく4種類ある。売電量を最大にする他、購入電力をなるべくゼロに近づける、マニュアル充電、マニュアル放電である。停電時には自動的に自立運転に切り替えられる。自立運転中、合計430Wの電力を使用した場合、連続24時間の利用が可能。なお、TypeBの出力は最大2500W。

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