奈良県で2MWのメガソーラー、ゼネコンの機材置き場を利用自然エネルギー

建設事業に取り組む淺沼組は、奈良県にある自社の機材置き場を再利用し、出力2MWのメガソーラーを立ち上げる。総投資額は約5億円だ。

» 2013年07月10日 09時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]
図1 Asanuma奈良太陽光発電所の位置

 工場や倉庫を所有する企業は太陽光発電に乗り出しやすい。発電に適した大面積の土地確保がたやすいからだ。このような企業が続々メガソーラー事業に乗り出している。

 中堅ゼネコンである淺沼組は、2013年7月、奈良市でメガソーラー事業を始めると発表した。約5億円を投じて、自社が所有する「奈良機材センター」の土地、2万766m2を再利用する。

 淺沼組が立ち上げるのは「Asanuma奈良太陽光発電所」(奈良市、図1)。出力1.958MW、年間予想発電量は240万〜270kWh。関西電力に全量売電し、1年間で約1億円の売り上げを見込む。

 2013年7月に着工済みであり、2013年2月の運転開始を予定する。発電プラントの設計と建設(EPC)はJFEエンジニアリングの子会社であるJFEテクノスが受注した(図2)。

 JFEエンジニアリングによれば、これまで同グループが全国30カ所(合計出力約120MW)に太陽光発電システムを立ち上げた実績が評価されたことで受注に至ったという。JFEテクノスはこれらの発電プラントの設計、建設を担当してきた。

図2 Asanuma奈良太陽光発電所の完成予想図。出典:JFEエンジニアリング

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