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» 2013年07月11日 09時00分 UPDATE

電気自動車:瀬戸内の島で超小型電気自動車が生きる、その理由とは

ソフトバンクモバイルやベネッセホールディングスなど4つの団体が、香川県豊島で超小型モビリティ6台を使った実証実験を2013年7月から開始する。島内の観光に利用できるものだ。

[畑陽一郎,スマートジャパン]
yh20130711benesse_teshima_map_250px.jpg 図1 香川県土庄町豊島の位置

 島には電気自動車が合う。なぜだろうか。広大な島や複数の島が道路でつながっている場合を除けば、電気自動車が必ず島内にとどまるからだ。1日当たりの走行距離が短い上に、走行する道路が決まっている。従って充電インフラの設置計画が立てやすく、充電インフラの数自体も少なくて済む。

 瀬戸内海に浮かぶ豊島(てしま)。面積14.4km2の小さな島で小型の電気自動車を生かした実証実験が2013年7月20日から始まる(図1)。香川県土庄町と、ソフトバンクモバイル、ベネッセホールディングス、電気自動車普及協議会(APEV)が「豊島モビリティ協議会」を設立し、電気自動車(超小型モビリティ)を活用する。国土交通省の「超小型モビリティの導入促進事業」の支援案件の1つだ。

 今回の実証実験では、「瀬戸内国際芸術祭2013」(2013年7月20日〜9月1日)の開催に合わせ、食とアートの島を打ち出している豊島で、環境低負荷型の電気自動車である超小型モビリティのメリットを生かす。実証実験自体は2014年3月31日まで継続する予定だ。

yh20130711benesse_Nissan_540px.jpg 図2 日産自動車の「NISSAN New Mobility Concept」。出典:ソフトバンクモバイル

 実証実験では日産自動車の前後2人乗り超小型モビリティ「NISSAN New Mobility Concept」(図2)を6台用いる。利用料金は充電料金を含み、1日当たり8400円だ。

 NISSAN New Mobility Conceptは、リチウムイオン蓄電池を搭載した電気自動車であり、最大出力15kW、最大100kmを走行できる。最高時速は80km。全長2340mm×全幅1230mm×全高1450mmで、車重は500kg。

 充電用インフラはソフトバンクモバイルが用意した。同社が開発中の充電・認証システム「ユビ電」に対応した充電スタンド「ユビ電スタンド」を島内のファリーのりば脇の駐車場など2カ所に設置した。充電プラグを差し込むだけでどの車がいつどのスタンドでどれだけ充電したか、リアルタイムに把握できるシステムが組み込まれており、同システムの技術検証も行う。同社は電気自動車の予約と決済用のウェブサイトも担当している。

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