12月2日(月)−中部だけ17時台に需給率が90%超える全国でんき予報2013冬

いよいよ冬の節電シーズンが始まった。12月に入って北海道では気温が零下を記録しているものの、電力の需給状況は落ち着いている。全国を見ると中部の需給率だけが90%を超え、そのほかの地域は80%台に収まる見込みだ。冬の特徴として各地ともに需要のピークが夕方に来る。

» 2013年12月02日 09時40分 公開
[スマートジャパン]

 12月2日(月)は北海道から北陸にかけて日本海側で天気が崩れる予報だが、それ以外の地域は晴天で穏やかな1日になりそうだ。電力の需給状況は中部で17時台に91.1%に達する予想が出ている。ただし供給力を2140万kWに抑えているためで、中部電力が今冬の供給力の最大値として見込む2485万kWまでは余裕がある。当面は需給が厳しくなる心配はない。

 今冬に全国で唯一の節電目標(6%以上)が設定された北海道では、2日の最大需要は16時台の470万kWで、需給率は81.0%と低い水準にとどまる見込みだ。供給力は580万kWだが、今冬の最大値は607万kWを予定していて、さらに引き上げる余地がある。この水準の供給力を維持できれば、需給率が90%を超える日はかなり先になるだろう。

12月2日の需給予測(各電力会社がWebサイトに掲載したデータから)

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