ビル用の大型から家庭用まで、新冷媒など技術を訴えるダイキン工業HVAC&R 2014 開催直前情報

「HVAC&R 2014」におけるダイキン工業のテーマは「DAIKIN BEYOND 最先端のHVACを皆様へ」。同社の先端技術を訴える内容だ。

» 2014年01月22日 16時00分 公開
[スマートジャパン]

 2014年1月28〜31日の4日間、「温度の未来がどこまで見える? 世界を支える最新の冷熱技術」と題した「HVAC&R JAPAN2014(第38回冷凍・空調・暖房展(以下、HVAC&R 2014)」が、「ENEX 2014」「Smart Energy Japan 2014」と併せて開催される。

 展示会の開催に先立ち、スマートジャパンでは、HVAC&Rの特設ページを設け、編集部が選んだ注目企業の見どころ情報や新製品情報などを掲載する予定だ。

 今回は、空調機器全般を開発、販売するダイキン工業の出展内容を紹介する。

図1 ビル、工場向けの高効率空冷ヒートポンプチラー「ヘキサゴンモジュールチラー(UWXY1500D)」。8台を連結設置したところ。 出典:ダイキン工業

 ダイキン工業は国内で初めてパッケージ型空調機を開発した企業だ。現在では家庭の1室に取り付けるルームエアコンから、大規模ビル向けのターボ冷凍機までを製品化している(図1)。技術開発にも力を入れており、地球温暖化への影響が少ない新冷媒「R32(HFC32)」を世界で初めて実用化。住宅用エアコンから業務用エアコンにまで採用を進めている。

 HVAC&R 2014では、このR32を採用した製品群を展示する。例えば店舗やオフィス用エアコンとして業界で初めてR32を採用した「FIVE STAR ZEAS」である(図2)。

図2 業務用エアコン「FIVE STAR ZEAS(SSRC140A)」 出典:ダイキン工業

ダイキンの事業戦略とは

 同社は空調市場の動向を以下のように分析している。2013年度上期の業務用空調の業界需要は、2012年度の政府補助金制度に伴う需要増加の反動を受けたものの、設備投資や建築着工の回復基調に支えられ、前年並みだったという。

 今後は、R32を採用した独自製品の他、強みのある空調機器を軸に、工事・計装・サービスなどの周辺事業を強化し、循環型ビジネスを構築していくとした。空調機器の市場ストック(全国約100万台のビル用マルチエアコン)を対象に、保守・メンテナンス、更新需要を満たしていく方針だ。

HVAC&R JAPAN2014

会期 2014年1月28日(火)〜31日(金)
時間 10:00〜17:00
会場 東京ビッグサイト
ダイキン工業 ブースNo.:2-0221


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