新設するメガソーラーの事業主は、特定目的会社(SPC)の長崎田手原ソーラー合同会社。同社が総事業費の約2割を負担する。残りの8割は金融会社のプロジェクトファイナンスでまかなう。
メガソーラーに関係する企業の関係を図3に示す。SPCには三菱商事が設立したダイヤモンドソーラージャパンと、戸田建設、三菱UFJリースの3社が出資した。
メガソーラーを立ち上げる土地は、地元の企業である松尚が所有しており、SPCと土地賃貸借契約を結んだ。設計・調達・建設(EPC)を担当するのは戸田建設。電気系の資材の提供と電気系の工事は三菱電機が戸田建設から受注した。完成後の管理・運営(O&M)は東洋ビルメンテナンスが担う。
2014年2月に着工済み。2015年4月の完成を予定する。三菱電機の太陽電池モジュール(単結晶シリコン、出力261W)を5万554枚設置する。完成後は固定価格買取制度(FIT)を利用して、全量を九州電力に売電する。
「これまではメガソーラーに対してEPCとして参加してきたが、今後は企画やO&M、発電事業者としても発電事業を進めていく」(戸田建設)。
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