eneGoonに付属のコントローラー(図2)はBluetooth通信アダプターを内蔵している。このため、有線の他、無線で東芝のHEMSと接続でき、遠隔監視が可能になる。既築住宅に導入する場合に向いた使い方だ。スマートフォンを使って、蓄電池の運転状態や充電量を読み取ることができる。
eneGoon自体は屋外に設置して利用する(図3)。2012年11月に発売された従来機種と比較すると、寸法と重量を約80%(6.6kWh品、4.4kWh品は約70%)に小型軽量化した。「内蔵するSCiBセルは従来製品と同じだが、構造設計を変更することで実現した」(東芝ライテック)。加えて、蓄電池が発する騒音を従来と比較して20%以上低減し、図書館や静かな住宅地の昼間並みの35dBとしたため、設置場所を従来よりも自由に選べるようになった。「蓄電池はファンによる冷却が必要だ。通風路を見直すことでより静かにすることができた」(同社)。
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