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» 2014年08月08日 18時40分 UPDATE

自然エネルギー:管理・運営を重視した太陽光発電所、京都で1.8MW

エクソルは2014年8月、京都府に出力1.8MWのメガソーラーを設置し、運転を開始したと発表した。企画から、設計・調達・建設(EPC)、管理・運営(O&M)まで全て自社で賄う形を採った。

[畑陽一郎,スマートジャパン]
yh20140808XSOL_map_250px.jpg 図1 京都府福知山市と発電所の位置

 エクソルは2014年8月、京都府に設置したメガソーラーである「エクソル福知山発電所」(福知山市三和町)の運転を開始したと発表した(図1)。同社初のメガソーラーだ*1)

 面積4万4904m2の土地を賃借し、京都銀行からの融資を受けて2014年1月に着工した(図2、図3)。「建設前は山林や雑木、農地などからなる土地だった。形状は平地部分が最も大きいものの、約25度の斜面になっている部分もある」(同社)。

 発電所の直流出力は1809.5kW、年間想定発電量は173万2236kWh。固定価格買取制度(FIT)を利用して、20年間全量を関西電力に売電する。1kWh当たりの買取価格は40円(税別)。

*1) 同社は千葉県八街市に太陽光発電所(出力2MW)を建設中である。

yh20140808XSOL_MS_bv_590px.jpg 図2 エクソル福知山発電所の外観 出典:エクソル
yh20140808XSOL_MS_slope_590px.jpg 図3 発電所のうち斜面に設置した部分の様子 出典:エクソル

 同社は太陽光発電関連のメーカーであり、システムインテグレーターとサプライヤーも兼ねている。自社太陽光発電所を運営する目的は2つあり、長期にわたる安定的な収益基盤を得ることと、発電所の実証データを用いて市場にソリューションを提案することだという。

 このため、企画から、設計・調達・建設(EPC)、管理・運営(O&M)まで全て自社で賄う形を採った。20年間の発電には監視と保守が欠かせない。パワーコンディショナーに通信回線を接続し*2)、24時間365日、異常の検出に備える。赤外線カメラによる状態監視も行う。保守では警備や雨水処理のために設置した中央排水路のメンテナンス、清掃を含めた定期点検を自社で進める。

 採用した架台と太陽電池モジュール、パワーコンディショナーは通常、顧客に提案している部材を用いた。太陽電池モジュールは同社で取扱数量が最も多いカナディアン・ソーラーの製品を用いた(図4)。設置枚数は7176枚。255W出力品(CS6P-255P)が6360枚と230W出力品(CS6P-230P)が816枚である。パワーコンディショナーはドイツKACOの499kW出力品(XP499-OD-TL)を4台組み合わせた。

*2) 採用したドイツKACOのパワーコンディショナーが標準で備えるインターネット経由の遠隔監視機能を用いた。発電量の他、故障状態や不具合情報を含む機器の状態を取得できる。

yh20140808XSOL_MS_cu2_590px.jpg 図4 カナディアン・ソーラーの太陽電池モジュールを用いた 出典:エクソル

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