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» 2014年09月02日 12時30分 UPDATE

自然エネルギー:個人にも向く太陽光発電所、売電量の最大化を狙う

Looopは、太陽光発電所の立ち上げに必要な部材をまとめ上げた「MY発電所キット」の新製品を2014年9月に発売する。パワーコンディショナー(PCS)の容量が10kWの製品と同49.5kWの製品があり、総発電量を大きくすることを狙った。PCS容量よりも太陽電池モジュールの量を増やすことで実現する。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 太陽光発電所の立ち上げに必要な部材を「キット」として販売するLooopは、2014年9月2日、4種類の新製品を発表した。同9月3日から販売を開始する(関連記事)。

 固定価格買取制度(FIT)の買取価格が、2014年度には32円(税別)まで引き下げられたことに対応する新製品。いずれも従来のキットと比較して、太陽電池モジュールの量を増やしたことが特徴。パワーコンディショナー(PCS)の容量以上の太陽電池モジュールを接続することで、1日当たりの総発電量を増やすという発想の製品だ。Looopによれば、PCSの容量と同じ量の太陽電池モジュールを接続した場合と比較して、発電量が1.3〜1.5倍に増えるという。

 発電量が増える仕組みはこうだ。Looopのキットを設置すると、日照量の多い日は正午前後のわずかな時間、太陽電池モジュールの発電量がPCSの容量を超える。超えた分の電力は売電できない。しかし、午前中や午後、さらには日照量の少ない日の発電量が増えることで、売電量は増える。先ほどの売電できない分よりも、増えた売電量の方が多くなる。

容量10kWの製品と50kWの製品がある

 4種類の新製品はPCSの容量に合わせて、2つのグループに分かれる。容量10kWのPCSを使うキットは2つある(図2)。「MY発電所キット12」の価格は、248万円(税別、以下同じ)であり、最も安価。190m2の土地があれば設置が可能だ。「MY発電所キット15」は太陽電池モジュールの量を増やしたため売電量は増えるものの、設置面積として230m2が必要となる。

yh20140902Looop_10kW_464px.png 図1 最大出力10kWで系統と接続するキット

 容量49.5kWのPCSを使い、系統とは低圧で接続する製品も2つある(図2)。「MY発電所キット76」は76.5kW分の太陽電池モジュールを用いる製品。他の3製品が多結晶シリコン太陽電池モジュールを用いているとは異なり、「MY発電所キット81」は単結晶シリコン太陽電池モジュールを採用した。太陽電池モジュール1枚当たりの出力が高いため、設置面積が「MY発電所キット76」と同じ1100m2であるものの、出力は81kWと大きくなる。

yh20140902Looop_50kW_464px.png 図2 最大出力49.5kWで系統と接続するキット

 いずれのキットも太陽電池モジュールとPCS、架台、分電盤、ケーブル類などを含む。太陽電池モジュールの出力は255W。「4バスバーLooopオリジナル多結晶ソーラーパネル」と称する。MY発電所キット81だけは、出力270Wの太陽電池モジュールを採用した。

 同社は今回の4製品を、2014年9月3日から同5日までインテックス大阪で開催される「[関西]PV EXPO 2014」で展示する。

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