LEDをLEDで置き換え？ 最高効率「190ルーメン」を打ち出す：LED照明（2/2 ページ）

[畑陽一郎，スマートジャパン]

LED製品全てで高効率をうたう

　同社は新製品投入と同時に事業戦略を発表している。戦略の柱は3本あり、高効率品の拡充と光の質を高めた設計、利便性の追求だ。

　直管形LEDランプ以外の4種類の製品でも高効率をうたう。LED一体型ベースライト「LX-F175」（図4）の効率は175lm/W。ECOHiLUX HE190同様、同様の形状を採る製品としては国内市場で最も高効率だとした。蛍光灯と比較すると2.1〜2.5年で初期投資の回収が可能だという。LX-F175はHE190よりも明るく、全光束は4000lm（40型）または8000lm、1万400lm（110型）。

図4　「LX-F175」の外観（左）と一本の光を強調した設置事例　出典：アイリスオーヤマ

　埋込型スクエアLEDベースライト「SQシリーズ」の効率は140lm/W。SQシリーズでは光の質の改善も著しい。光（輝度）のムラを無くしたため（図5）、自然な影が生まれるという（図6）。LEDチップの配列やランプカバーの改善により実現した。

図5　輝度ムラの比較。従来品（左）は位置によって輝度が異なる。新SQシリーズは一様だ。　出典：アイリスオーヤマ

図6　自然な影が生まれる　出典：アイリスオーヤマ

　メタルハライドランプ（高圧水銀灯）の置き換えに適する高天井用LED照明「HXシリーズ」（145lm/W）は、新規設備として導入した場合、投資回収に約1.3年しか要しないことを強調する。250W相当品（1万850lm）と400W相当品（2万1700lm）がある。

　天井に埋め込んで設置する「高気密SB形LEDダウンライト」（84.5lm/W）もある。ミニクリプトン球採用品からの置き換えを狙う。複数の灯具を直線上に並べて配置する際、電線を真っすぐに配線できるため、施工性が高いという。

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