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» 2014年10月09日 09時00分 UPDATE

自然エネルギー:住宅地に巨大なメガソーラー、三重県で最大の15.5MWで運転開始

近畿日本鉄道が4カ所目のメガソーラーを三重県の伊賀市で稼働させた。発電能力は15.5MWになり、三重県では最大の規模を誇る。丘陵に開発した住宅地に隣接する23万平方メートルの用地に建設したもので、当初はスポーツパークや教育施設を予定していた場所である。

[石田雅也,スマートジャパン]

 再生可能エネルギー事業を積極的に展開する近鉄(近畿日本鉄道)が4カ所目のメガソーラー「近鉄伊賀ゆめが丘ソーラー発電所」の運転を10月6日に開始した(図1)。発電所の場所は三重県の北西部にある「ゆめが丘住宅地」で、近鉄グループが300万平方メートルの丘陵に開発した新都市の一角にある。

kintetsu1_sj.jpg 図1 「近鉄伊賀ゆめが丘ソーラー発電所」の全景。出典:近畿日本鉄道

 住宅や学校から至近距離にある23万平方メートルの敷地に、発電能力が15.5MW(メガワット)の太陽光パネルを設置した(図2)。住宅地を開発した当初は近隣の住民が利用できるスポーツパークのほか、高等教育施設を建設するための用地だった。一部の住民のあいだでは反対運動も起こっていたが、発電所は予定通りに運転を開始した。

kintetsu2_sj.jpg 図2 メガソーラーの建設区域(赤枠)と周辺地区。出典:近畿日本鉄道

 年間の発電量は約1700万kWhを見込んでいて、一般家庭で4700世帯分に相当する。ゆめが丘住宅地には2000世帯が入居する計画で、その2倍以上の電力量になる。発電した電力は全量を中部電力に販売する。

 近鉄は奈良県でも住宅地の「花吉野ガーデンヒルズ」に4.2MWのメガソーラーを3月に稼働させたばかりだ(図3)。このメガソーラーでは住宅地の中にある避難所に電力を供給する仕組みを備えていて、災害時には地域に貢献する役割も担っている。

kintetsu3_sj.jpg 図3 近畿日本鉄道が運営するメガソーラー。出典:近畿日本鉄道

 鉄道会社は広大な未利用地を数多く抱えていることから、各社がメガソーラーによる発電事業に相次いで乗り出している。その中でも近鉄の取り組みが最も進んでいて、これまでに4カ所で合計24.4MWのメガソーラーを稼働させている。年間の売電収入は約10億円になる。

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