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» 2014年10月20日 07時00分 UPDATE

蓄電・発電機器:65kWの太陽電池で余裕を持って50kW出力、弱い光を効率よく電力に (1/2)

ハンファQセルズジャパンは2014年10月、地上に設置する太陽光発電システムに必要な部材をセットにした「マックスパッケージ」の販売を開始した。出力50kW未満の低圧接続向けの製品。パワーコンディショナーの容量よりも、太陽電池モジュールの出力を高めたことが特徴だ。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 ハンファQセルズジャパンは2014年10月、地上に設置する太陽光発電システムに必要な部材をセットにした「マックスパッケージ」の販売を開始した。出力50kW未満の低圧接続向けの製品である。

 太陽電池モジュールとパワーコンディショナー、架台、ケーブルなど、太陽光発電システムに必要な全てのハードウェアを含む。顧客の要望に応じて太陽電池モジュールや架台などの数量を組み合わせて納入する形を採った。パッケージ化することで、見積もりや受注から施工までに要する時間が短くなり、コストパフォーマンスのよい発電所を作り上げることができるという。

太陽電池を多めに設置

 最大の特徴は、系統へ接続する交流出力を50kW未満に抑えながら、太陽電池モジュールの直流出力を50kWより増やすことで、売電量の最大化を計ったこと。

 極めて日照条件がよい場合には、太陽電池モジュールが発電した電力の一部がパワーコンディショナー内でカットされて無駄になる(図1の右)。しかし、一般的な条件の場合は、ちょうど50kWを搭載したシステムよりも発電量が多くなる(図1の左)。このため、年間を通じた発電量は従来のシステムよりも多くなるという。「出力49.5kWのパワーコンディショナー(の組み合わせ)に対して、最大65kW分の太陽電池モジュールを接続できる」(ハンファQセルズジャパン)。

yh20141020Qcells_graph_590px.jpg 図1 大量の太陽電池モジュールを搭載するメリット(クリックで拡大) 出典:ハンファQセルズジャパン

 マックスパッケージで採用した太陽電池モジュールは同社の「HSL72P6-PB-1」(図2)。多結晶シリコン太陽電池モジュールである。72セルを内蔵し、最大出力は305W。PID耐性の高い太陽電池モジュールであるとした(関連記事)。寸法は1956mm×988mm×45mm。

yh20141020Qcells_module_317px.jpg 図2 マックスパッケージで用いる太陽電池モジュールの外観 出典:ハンファQセルズジャパン
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