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» 2014年10月27日 18時00分 UPDATE

蓄電・発電機器:13社85種類のパワコン対応、太陽光の遠隔監視サービス

コンテックは低圧接続の太陽光発電システムに向く、遠隔監視システムサービス「SolarView Air」を2014年10月に発売した。野立て式発電所や土地付き分譲型の発電所に向く。3G/FOMA回線の料金が含まれている他、対応するパワーコンディショナーの種類が多いことが特徴。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 コンテックは低圧接続の太陽光発電システムに向く、遠隔監視システムサービス「SolarView Air」を2014年10月に発売した。野立て式発電所や土地付き分譲型の発電所に向く。

 「サービス料金は初期費用と年間利用料からなる。初期費用は他社のサービス(30万〜40万円)と同等程度、年間利用料金は定額であり、2万4000円(税別)だ。年間利用料金には3G/FOMAの通信料金が含まれている」(コンテック)。現地の通信工事が不要であるため、設置が容易だという。ハードウェアの無償修理について、通常の2年間保証にさらに5年間を加えた7年間の「保証延長サービスパック」も用意した。

パワコンのデータを直接取得

 SolarView Airはパワーコンディショナーに直結して発電量やステータス情報などを取得する方式を採った(図1)。クランプ型のアナログ方式よりも正確で多様なデータを収集できるという。「SolarView Airの特徴は、対応パワーコンディショナーの数が13社85種類以上*1)と多いこと。これは業界でもトップクラスだと考える」(同社)。

*1) 対応メーカーは以下の通り。GSユアサ、オムロン、山洋電気、新電元工業、ダイヘン、田淵電機、東芝三菱電機産業システム、日新電機、日立産機システム、明電舎、安川電機。

yh20141027Contec_system_590px.jpg 図1 SolarView Airのシステム構成(クリックで拡大) 出典:コンテック

 最大9台までのパワーコンディショナーに直結し、図1にあるように取得したデータをコンテックのクラウドサービスに蓄積する。ユーザーはスマートフォンやPCから自らの発電所の各種データを最大20カ所まで一括して監視できる。過去の履歴データの閲覧もできる。

 異常発生時にはトラブル警告メールを受け取ることが可能。「パワーコンディショナーのデータに基づいてメールを送るため、どの部分の異常なのかが明確になる。警告の監視の対象にしたくないデータは、ユーザーが警告メールから外すよう設定することも可能だ」(同社)。

 ユーザーが用意した日射計や気温計をアナログ入力端子に接続して、データをクラウドサービスに蓄積、閲覧可能。*2)。図1にある計測装置の寸法は、521×402×201mm。

*2) この他、デジタルサイネージ用のHDMI端子を計測装置に設けた。「HDMI対応の表示装置があれば、発電データを周辺住民に展示するシステムなどを作り上げることができる」(同社)。

大規模発電所に向くサービスもある

 同社は太陽光発電システムの監視システム「Solar Viewシリーズ」3サービスを「SolarView Air」の発売以前から運用しており、既に1万サイト以上の運用実績があるという。

 「SolarView MEGA / Middle」は高圧接続向けのサービス、「SolarView Lite / Compact」は低圧向けサービスだが、通信回線が含まれていないため、顧客が用意する必要があった。「SolarView Battery」は太陽光発電システムと蓄電池システムを統合して運用している場合に向く。

【修正履歴】 記事公開後、コンテックが製品版の仕様を変更したため、本文中の一部の記述を差し替えました。注1では社名一覧から1社を除きました。13社85種類対応は変わっていません。第6段落にある「RS-485インタフェースに接続して」という部分を「アナログ入力端子に接続して」に差し替え、「RS-485インタフェースは4口用意した。「RS-485に対応していない日射計などはアナログ(4〜20mA)接続もできる」(同社)」という部分を削除しました。(2014年12月5日修正)

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