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» 2014年10月31日 07時00分 UPDATE

蓄電・発電機器:メガソーラーに必要な部材を内蔵、250kWのパワコン

日新電機は集電箱の機能を内蔵した容量250kWの屋外用パワーコンディショナーの出荷を2014年11月に開始する。発電所の施工期間短縮に役立ち、保守管理費用の低減に寄与する製品だという。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 日新電機はメガソーラーの施工期間短縮に役立ち、保守管理費用の低減に寄与するパワーコンディショナーを開発した。2014年11月1日から出荷を開始する。「新製品の価格は1台当たり700〜800万円だ。注文台数や設置する場所によって異なる」(同社)。

 新製品の名称は「直流集電機能内蔵250kW屋外形パワーコンディショナ」(図1)。容量250kWのパワーコンディショナーの内部に、「集電箱(直流集電盤)」と呼ばれる別の機器の機能を内蔵したことが特徴。屋外対応の250kW品に同機能を内蔵した製品は業界初だと主張する*1)。図1の本体左上にある6つのコネクタ部分の内部に集電箱の機能を内蔵した。

*1) 型式はSPM250-CS1B。注文時に集電箱機能を備えていない品種を選択することもできる。なお、同社は250kW屋内形や500kW屋外形では集電箱の機能を内蔵した品種を提供している。

yh20141031Nissin_PCS_590px.jpg 図1 直流集電機能内蔵250kW屋外形パワーコンディショナの外観(背面) 出典:日新電機

メガソーラーの構成を集約できる

 典型的なメガソーラーの構成を図2に示す。通常は図2上段のように、10数枚程度の太陽電池モジュールを直列に接続したストリングを作り、それぞれ接続箱につなぐ。複数の接続箱からの入力を集電箱に集め、さらにパワーコンディショナーと直結する。出力1MWのメガソーラーでは10台程度の集電箱が必要だ。

yh20141031Nissin_equipments_590px.jpg 図2 従来の構成と新製品を採用した場合の構成の違い 出典:日新電機

 今回の製品を採用すると、図2下段のように接続箱と直結できるため、集電箱が不要になる。接続箱の設置スペースが不要になり、設置コストも削減できる。施工期間も短くなる。パワーコンディショナー内部に集電箱の機能を集約したため、点検時の確認や作業が容易になり、保守性が高まる。

 「新製品では接続箱を6つ(6回路)接続可能だ。250kW品では通常6回路以上必要となることはない」(同社)。

 新製品の入力電圧は最大750V。交流出力は三相3線で定格電圧は420Vまたは440V。オプションで自立運転に対応可能。変換効率は95.0%(定格出力時)。寸法は1850mm×1730mm×2600mm。重量は2850kg。

【訂正】 記事の掲載当初、日新電機の社名表記が要約内の1カ所と本文内の2カ所で誤っておりました。お詫びして訂正いたします。上記記事はすでに訂正済みです。(2014年11月5日)

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