滑走路脇で2MWの太陽光発電、鳥取県の狙い自然エネルギー(1/2 ページ)

鳥取県企業局は再生可能エネルギーを利用した発電所を次々と増やしている。2015年3月には鳥取空港内に建設した出力1.99MWの「鳥取空港太陽光発電所」が運転を開始する。

» 2015年02月23日 11時00分 公開
[畑陽一郎スマートジャパン]
図1 鳥取県企業局が2015年9月までに新設する3つの太陽光発電所の位置 鳥取市(青)、湯梨浜町(空色)、境港市(赤)

 鳥取県企業局は再生可能エネルギーを利用した発電所を次々と増やしていく(図1)。2015年3月2日には出力1.99MWの「鳥取空港太陽光発電所」(鳥取市湖山町)が運転を開始する(図2)。

 「他の用途に活用されておらず、ある程度の面積が確保されている土地を探した結果、県営鳥取空港内の制限区域が適切だと判断した。立ち入り禁止エリアであり、民間では取り組みが進まないため、企業局が太陽光発電事業を進める」(鳥取県企業局工務課)。約3万300m2の敷地を太陽光発電所として利用する。

 図2では滑走路の中央右に台形をなして並ぶ太陽電池モジュールが写っている。図3は該当部分を拡大したところだ。

図2 上空から眺めた鳥取空港と発電所(クリックで拡大) 出典:鳥取県企業局
図3 滑走路と平行にならぶ太陽電池モジュール(クリックで拡大) 出典:鳥取県企業局
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