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» 2015年02月26日 13時00分 UPDATE

蓄電・発電機器:メガソーラーに自立運転パワコン、停電時にも300kWの電力を供給

蓄電・発電機器を製造するGSユアサが群馬県の事業所にメガソーラーを建設した。自立運転が可能なパワーコンディショナーを設置して、停電が発生しても最大300kWの電力を供給できる。大容量の蓄電池を併設して、夜間でも100kWの電力を事業所内に供給することが可能になった。

[石田雅也,スマートジャパン]

 GSユアサが2月23日に「GSユアサ群馬太陽光発電所」を開設した。生産拠点の1つである群馬事業所の構内に建設したメガソーラーで、自社製のパワーコンディショナーとリチウムイオン電池、電気自動車用の急速充電器までそろえた。

gsyuasa1_sj.jpg 図1 「GSユアサ群馬太陽光発電所」の全景。出典:GSユアサ

 発電能力は1MW(メガワット)ぴったりで、年間の発電量は110万kWhを見込んでいる。発電した電力は固定価格買取制度を通じて東京電力に売電する計画だ。パワーコンディショナーには自立運転機能を備えていて、停電時でも300kWの電力を供給できる能力がある。

gsyuasa2_sj.jpg 図2 パワーコンディショナー(左)とリチウムイオン電池(右)。出典:GSユアサ

 パワーコンディショナーの隣にリチウムイオン電池も設置した(図2)。蓄電容量は100kWhあって、夜間でも最大で100kWの電力を事業所内の機器に供給することができる。

 GSユアサは福島県でもメガソーラーを運転中だが、自立運転機能が付いたパワーコンディショナーと蓄電池を設置したのは群馬事業所が初めてだ。

 2015年1月26日から固定価格買取制度に新しいルールが設けられて、電力会社は地域の供給力が需要を上回る場合には時間単位で発電設備の出力を抑制できるようになった。蓄電池を併設しておけば、発電事業者は指定の時間に出力を抑制しないで電力を貯めておくことができる。今後はメガソーラーに蓄電池を導入するケースが増えていく。

 GSユアサはメガソーラーの一角に、電気自動車用の急速充電器も設置した(図3)。出力は20kWで、30分間の充電により約50キロメートルの走行が可能になる。停電時でもメガソーラーや蓄電池からの電力を電気自動車に供給することができる。

gsyuasa3_sj.jpg 図3 電気自動車用の急速充電器。出典:GSユアサ

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