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» 2015年06月16日 15時00分 UPDATE

電気自動車:コンビニで小型EVがレンタル可能に、サークルKサンクスが愛知県豊田市の実証試験に参加

トヨタ自動車が愛知県豊田市で行っている小型EVのシェアリングサービス「Ha:mo RIDE」で、コンビニエンスストアでも小型EVのレンタルが可能になった。サークルKサンクスが2015年6月15日より同市内の6店舗に小型EVの車両ステーションをオープンする。

[長町基,スマートジャパン]

 コンビニエンスストアのサークルKサンクスは、トヨタ自動車が実証運用する超小型電気自動車(以下、小型EV)「COMS(コムス)」(図1)などを使ったカーシェアリングサービス「Ha:mo RIDE」に協力すると発表した。2015年6月15日より愛知県豊田市内の6店舗の駐車場に小型EVの車両ステーションをオープンする。コンビニエンスストアにHa:mo RIDEの車両ステーションが設置されるのは初で、サークルKサンクスは今後も同市内の店舗に順次拡大していく方針だ。

rk_150615_toyota01.jpg 図1 「Ha:mo RIDE」で利用する小型EV「COMS(P・COM)」 出典:トヨタ自動車

 Ha:mo RIDEは小型EVを公共交通と最適に組み合わせることで、人や街、環境に優しい移動(モビリティ)の実現を目指す交通サポートシステム。トヨタ自動車と協力企業・団体などは、豊田市内の各駅や庁舎など約30カ所に小型EVの車両ステーションを設置して実用化に向けた実証を進めており、現在の利用会員数は3600人を超えているという。

 この小型EVを活用する実証は、通勤や通学、出張時の移動、日常の買い物など近距離移動のニーズに焦点を当てたもので、利用者はレンタルした小型EVを豊田市内に設置された各ステーション間で乗り降りできる。小型EVは分単位の短時間利用が可能でありCO2を排出しないため、利便性の向上とCO2排出量削減を同時に実現できるというメリットがある。(図2)。

rk_150615_coms02.jpg 図2 「Ha:mo RIDE」の利用例(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車

 今回、車両ステーションを導入したのは、サークルK御立店、豊田浄水町原山店、豊田三軒町店、豊田青木町店、豊田井上店、サンクス豊田渋谷店の6店舗。サンクス豊田渋谷店については2015年3月より先行導入されている。

 Ha:mo RIDEはスマートフォンの専用アプリ上から出発・目的地を選んで乗車予約を行う仕組みで、利用時間は6時から23時まで。上記の6店舗から利用できるコムスは1人乗りタイプで、満充電時の走行可能距離は約50キロメートル。最高速度は時速60キロメートルで、利用するには普通自動車免許が必要になる。

 利用料金は最初の10分が200円で、それ以降は走行時の場合1分当たり20円が加算される。買い物や帰宅などでステーション以外の場所で車両を離れる場合には、8時から24時までは1分ごとに2円、24時から8時までは1分ごと1円の料金が発生する。予約の無断キャンセルは1回ごとに50円。サービスの利用には事前の会員登録が必要で、料金の支払いはクレジットカードのみだ。

 サークルKサンクスは、新店の全照明LED化など省エネ設備の導入や、電気使用量データの収集・分析による省エネオペレーションの導入促進によりCO2排出量を削減するなど、環境に配慮した取り組みを進めている。今回の車両ステーション設置により、小型EVの活用によるユーザーの利便性向上と、豊田市内での社会インフラ機能の拡大にも貢献していくとしている。

【訂正】 記事の掲載当初、「走行時の場合1分当たり200円が加算される」としておりましたが、これは「走行時の場合1分当たり20円が加算される」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。上記記事はすでに訂正済みです。(2015年6月17日)

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