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» 2015年08月28日 11時00分 UPDATE

自然エネルギー:欧州大手のペレットボイラーメーカーが日本に進出

バイオマス発電システムの製造販売などを行うZEエナジーは、欧州の大手ペレットボイラーメーカーと日本国内での独占販売について合意したと発表した。

[長町基,スマートジャパン]

 バイオマス発電システムの製造販売などを行うZEエナジーは、欧州の大手ペレットボイラーメーカー、ÖkoFEN Forschungs- und Entwicklungsges(オーストリア、以下オコフェン社)と日本国内でのオコフェン社製ペレットボイラーの独占販売に関する基本合意書を締結した。

 ペレットボイラーは間伐材や製材端材、建築廃材などから出る木材を原料とした木質ペレットを燃料とする温水ボイラー。大手メーカーであるオコフェン社は1989年に設立され、これまでのペレットボイラーの販売実績は5万5000台以上になる。現在は、欧州をはじめ米国でも急激にシェアを拡大しているという。また、同社のペレットボイラーを導入することでCO2削減の効果も得られるという。

photo オコフェン社の製品群 出典:オコフェン社

 ZEエナジーでは「今回、バイオマス技術と環境問題への取り組みを重視される事業理念が高く評価されオコフェン社初のアジア進出パートナーとして基本合意書の締結に至った」という。今後、ZEエナジーが窓口として国内での独占販売をオコフェン社は全面的に協力していく。2015年10月をめどに基本取引契約書を締結する予定だ。

 ZEエナジーではこの事業の第一段階として自社が全国展開する農業用ハウスの熱源として導入することを予定。自治体や病院向け非常用発電システムとして40フィートコンテナタイプの移動型モデルを製造し販売する計画も用意する。また、ハウスメーカーと共同で建売住宅に家庭用冷暖房型ボイラー発電システムとして導入することにより、電気消費量を大幅に削減するエコハウスを推進していく。

 なお、冷暖房対応型のモデルは「日本独自の取り組みで世界でも珍しい事例となる」(ZEエナジー)。今後はさらに、日本での販売を足掛かりにしてアジア全域での事業展開を目指すとしている。

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