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» 2015年10月16日 11時00分 UPDATE

太陽光:塩害や積雪など、多彩な条件に応える産業用ソーラー

ハンファQセルズジャパンは、低圧産業用太陽光発電システムの新シリーズを発売する。従来の野立て用に加え、折板屋根上用、塩害地域用、積雪地域用など多彩なニーズに応えていく方針だ。

[長町基,スマートジャパン]

 ハンファQセルズジャパンは、低圧産業用太陽光発電システム「マックスパッケージII」として野立て用の「Gシリーズ」を展開。今回新たに折板屋根上用の「Rシリーズ」塩害地域用の「Eシリーズ」積雪地域用の「Sシリーズ」を用意し、受注を開始した。Gシリーズと同様、簡易なシステム設計、システム保証・出力保証、風災や水災にも対応の災害補償なども含めたパッケージとして提供していくという。

photo 新シリーズの設置イメージ 出典:ハンファQセルズジャパン

 Rシリーズは工場や倉庫などの金属屋根で多くを占める折板屋根上に対応する。他シリーズと異なり架台ではなく屋根に固定する金具をパッケージ化した。4種類の基本セットがありさまざまな屋根形状、突起物のある屋根に設置可能だ。

 Eシリーズは導入が難しかった重塩害エリアに対応している。塩害地域用モジュールやパワーコンディショナーなどの機器で構成。海水が直接飛沫しない場所であれば設置できる。Sシリーズは積雪が多い地域向けに耐荷重を強化した。角度や段数など架台の設計により垂直積雪量99センチメートルまで対応可能だ。

 新シリーズも製品もGシリーズと同様に、「最大で74.88キロワットのモジュールを搭載した圧倒的な発電力の低圧産業用発電システム」というコンセプトで提供している。パッケージ内容は太陽光発電モジュール、パワーコンディショナー、ケーブルに架台(または金具)および各種保証制度。保証には業界最長クラスの25年モジュール出力保証とパワーコンディショナーなども含めた10年のシステム保証(15年の場合有償)、さらに自然災害・人工災害などによる損害を10年にわたり補償する災害補償制度、異常気象などによって発電量が低下した場合に適用される1年の日照補償制度が無償で含まれている。

 なお、同シリーズに採用している太陽電池モジュール「マックスパッケージII」は、太陽電池モジュール容量(最大出力)をパワーコンディショナーの容量(定格出力)に対し5割程度高く設計している。そのため年間を通じて大部分を占める一般的な日照条件でも、より多くの発電量を得ることができる。設置環境によっては日照条件が極めて良い時間帯に、太陽電池モジュール出力がパワーコンディショナーの入力範囲を超えて、超過分が電力に変換されないケースがある。しかし、このような時間は年間でもごくわずかであるため、高出力のモジュールを搭載することによる年間を通じた発電量増加分はそのロスを大きく上回ると見込んでいる。

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