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» 2015年10月16日 15時00分 UPDATE

エネルギー管理:HEMSの核となる分電盤、エネルギーの見える化と制御を実現

河村電器産業は、IT・エレクトロニクス総合展示会「CEATEC JAPAN 2015」(2015年10月7〜10日、東京ビッグサイト)に出展。家庭内で使用するエネルギーの「見える化」と「制御」を実現するHEMS関連システムを紹介した。

[長町基,スマートジャパン]

 配電機器メーカーの河村電器産業は、「CEATEC JAPAN 2015」において、家庭内で使用するエネルギーの「見える化」と「制御」を行うシステムHEMS(家庭用エネルギー管理システム)に関連する住宅盤「enステーションEcoEye」やEV普通充電用電気設備「EVコンポ」などの電気設備を出展した。

HEMSを管理する分電盤

 特に注目を集めたのがHEMSの中心を担える機能を充実させた住宅用分電盤「enステーションEcoEye」である。同製品は、盤内にコンパクトで高感度なセンサーを内蔵し、エネルギーマネジメントに必要な、詳細な電力情報を集められる分電盤だ。計測データの通信プロトコルはHEMSの標準インタフェースであるECHONET Liteを採用。HEMSの上位システムとのスムーズな連携を可能にしている(図1)。

photo 図1 河村電器産業の「enステーションEcoEye」(クリックで拡大)出典:河村電器産業

 エネルギー情報を収集する高精度の計測ユニットを盤内に搭載したスマートハウスの住宅盤、「enステーションEcoEye」は計測データの通信プロトコルにHEMSの標準インタフェースであるECHONET Liteを採用、HEMSの上位システムとのスムーズな連携を可能にする。

 分岐ブレーカーの二次側への電流センサーの設置と配線作業が必要のないセンサー内蔵型で、負荷側の電線をブレーカに差し込むだけで分岐部の配線作業は完了するなど省施工も大きな特徴となっている。分岐ブレーカの横に設置できるコンパクト設計で、主幹と分岐や太陽光発電連系回路など使用電力量を回路別に細分化して計測可能だ。また、分岐部にパルス計測ユニットを増設することで、ガスや水道の使用量も計測できる。さらに住宅盤まで敷設したLAN配線1本でHEMSの上位システムと連携し、家中のエネルギーを管理・制御する。

EV用充電設備も出展

 EV普通充電用電気設備「EVコンポ」も出展。同製品は壁掛け型の「EVコンポ プライムW」自立型の「同プライムS」樹脂製壁掛型「同ライト」の3タイプを用意。このうち「同プライムW/S」は充電ケーブルをすっきり収納する住空間にマッチした金属キャビネットが特徴となっている。キャビネットのドアにはキー付きハンドルが付いており、付属のキーで施錠/開錠ができるため、盗電やケーブル盗難の心配がない。

 また、EV充電用コンセントから車の充電ポートまでを充電ケーブルでつないだ状態のままドアが施錠できる。そのため、充電中に離れていても盗電やいたずらを防ぐことができ安心だ。充電コネクタの固定はコネクタのレバー操作で簡単に着脱できる。充電コネクタを引っかけた状態での施錠も可能だ。

 「プライムW」はドアを閉めて余ったケーブルを下部または側面に取付けた引掛け金具に巻きつけることができる。キャビネットの設置場所が低い位置に限定される場合は、引掛け金具を側面に取り付けることができ、腰を屈めなくてもケーブルの出し入れが可能だ。「プライムW」はキャビネット内部のケーブルホルダーにケーブルを巻きつけて収納できる(図2)。

photo 図2 「EVコンポ プライムW」(壁掛け型)と「同プライムS」(自立型)

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