近づく小売自由化の足音、蓄電池に分散エネルギー社会の夢を見る――2015年記事ランキング：スマートジャパン 記事ランキング2015（3/3 ページ）

[陰山遼将，スマートジャパン]

2015年のTop10はこれだ！

　それでは、2015年記事ランキングトップ10を一覧で見てみましょう。

スマートジャパン 年間記事ランキングTop10

» 2015年1月1日〜12月27日

1. テスラが蓄電池市場に参入、家庭用では7kWhで約36万円を実現
2. ガスの小売全面自由化は2017年4月、電力とセット販売が可能に
3. 太陽光発電の買取価格は2015年度も下がる、非住宅用は26円が有力
4. ホンダの新型FCV「クラリティ」、43万円が意味する「ミライ」との差
5. 太陽光発電は2〜5円の引き下げに、2015年度の買取価格が決まる
6. 植物工場事業で“もうけ”を狙うパナソニック、カギを握る省エネ技術
7. 2030年の発電コストが決まる、原子力は10.1円、太陽光は12.7円
8. 「直流エアコン」がついに発売へ、12月にシャープが業界初
9. 発送電分離を2020年4月に実施、電力とガスの市場構造が変わる
10. 超電導による“世界初”の物理蓄電システムが山梨県で稼働、電力安定化の切り札へ

　いかがだったでしょうか。ランキングには入っていないですが、2015年末にかけてZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）やZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）のロードマップが発表されるなど、2020年、2030年を見据えた省エネ関連の政策動向がかなり具体的になってきました。

　平成28年度の国家予算でも省エネ分野に重点が置かれており、今後の規制強化を含めてあらゆる分野で省エネに向けた動きが加速していきそうです。2016年はこうした領域についてもより注力していく予定です。2015年もスマートジャパンをご愛読いただきましてありがとうございました。新年もよろしくお願いいたします。