事業環境が変化しても対応できる太陽光発電所、Looopが製品を一新

固定価格買取制度(FIT)の単価が下がるなど、太陽光発電所を新設する条件が変わって来ている。Looopは太陽光発電所向けの「MY発電所キット」を一新、事業環境変化に対応した。約6年で初期投資を回収可能だという。

» 2016年02月29日 10時00分 公開
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 固定価格買取制度(FIT)を利用する太陽光発電所を新たに立ち上げようとしたとき、通常なら買取単価の引き下げが逆風となる。しかし、発電用部材の性能を高め、コストダウンを進めることができれば従来通り、事業を開始できる。太陽光発電所を改善していくこと、これはFIT制度本来の考え方にも合致する。

 ではどのような製品を選択すれば、2016年度の買取価格に対応できるのか。20年間発電所の運用を続けるためには、既に実績のある製品が望ましい。耐久性の高い製品や、さまざまな形状の建設予定地に対応できる製品を望むユーザーも多いだろう。共通するのは、信頼感のある製品が求められているということだ。

 Looopは事業環境変化を受けて、太陽光発電所向けの「MY発電所キット」新シリーズを発表した。同社は全国で「MY発電所キット」を展開しており、2015年12月時点の実績は1465件(約12万kW)に上る(図1、図2)。

 「日本全国で展開していること、自社製品を用いていることから、スケールメリットを生かしたコストダウンが可能になりました」(Looop)。Looopが開発した発電所完成後の管理・運営(O&M)サービス「みえるーぷ」「まもるーぷ」と組み合わせることもできる。

図1 全国46都道府県に展開する「MY発電所キット」
図2 MY発電所キットを用いた太陽光発電所の一例

3つの特徴から製品を選択できる

 MY発電所キットの新シリーズ5製品は、新しい買取価格に対応できる製品だという。加えてさまざまな土地形状に対応しやすい。事業者の要望に応じて、発電量最大化や、導入コスト低減、耐久性強化など特徴のある製品を選択できる。

 低圧契約で発電量最大化を狙う製品が、新しい「MY発電所キット78」。

 新MY発電所キット78は、多結晶シリコンを用いた太陽電池モジュール(パネル)を300枚用い、最大出力78kWを得る製品*1)。価格は1150万円(税別)。太陽光発電所に必要な全ての部材を含み、kW単価は14.7万円だ。図3は、約1150m2の土地に設置した場合の収支シミュレーション例だ。図3では、FITの買取価格を1kWh当たり24円(税別)で計算した*2)

*1)パワーコンディショナーの出力(49.5kW)を超える枚数の太陽電池モジュールを接続することで、1日を通した発電量の最大化を狙った製品(関連記事)。
*2)山梨県甲府市に角度30度で設置した場合。MY発電所キット(部材費)の他、工事費と連系費用、土地賃貸料を含む。平成28年度FIT買取価格を24円と仮定(正式な買取単価は、経済産業省からの発表をお待ちください)。

図3 MY発電所キット78を設置し、20年間運用した場合の収支シミュレーション例 システム構築費用を年間売電収入で割った値を投資回収期間とした。

導入費用低減向けや耐久性強化向けの製品も

 導入費用の低減を狙った製品もある。「MY発電所キット50」だ。価格は790万円(税別)、kW単価は15.8万円。先ほどと同じ条件でシミュレーションすると、投資額を約982万円に抑えることができる。投資回収期間はほぼ同じだ。MY発電所キット78と同じ多結晶太陽電池モジュールを192枚用いており、必要な土地面積が約770m2と小さい。

 太陽光発電モジュールの耐荷重性と耐衝撃性を高めたハイエンド製品もある。20年間以上の長期にわたる安定した発電を狙った。

 「MY発電所キット78NT」(1260万円、税別)と「同84NT」(1320万円、税別)は、Looopの新型太陽電池モジュール「NEXTOUGH(ネクスタフ)」(図4、図5)を採用したことで、紫外線や熱はもちろん、水や砂などのダメージを受けにくい。

 経年劣化が少ないガラスを太陽電池モジュールの両面に使用しており、JIS規格やIEC規格を超える耐荷重性、耐衝撃性を実現した。積雪3mに相当する耐雪圧(1万Pa)をうたう。豪雪地帯にも対応できるという。この高い耐久性により、メンテナンスコストを最小限に抑え、総発電量の最大化を実現。高い投資効率が期待できる。

図4 NEXTOUGHモジュールの外観 多結晶シリコンセル品(左)と単結晶シリコンセル品(右)
図5 NEXTOUGHの耐荷重性と耐衝撃性を支える技術

コストダウンを支える架台

 新シリーズ全体の特徴は、第1に共通の架台を用いたこと。架台を共通化することで、コストダウンにつながった。材質はアルミニウムであり、腐食に強い(単管部分を除く)。

 第2の特徴は太陽電池モジュールの総枚数を変えずに、モジュールの縦配置と横配置を現場で選択できるようにしたことだ(図6)。土地形状に合った自由度が得られる他、積雪対策にもなる。

 縦配置を選ぶと、積雪のある地域では表面に堆積した雪が落ちやすくなるという。積雪80cm、最大瞬間風速40mに対応する架台だ。

 さらに、新シリーズでは太陽電池モジュールを固定する金具を背面留めに変更した。施工時にモジュールの上に上がる必要がなくなり、作業効率が高まる。

図6 縦配置と横配置を選択できる新架台

 

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提供:株式会社Looop
アイティメディア営業企画/制作:スマートジャパン 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月28日

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