家庭向け電力小売事業「Looopでんき」を初披露、基本料金無料の破壊力

Looopは、2016年3月2〜4日まで東京ビッグサイトで開催中の「第2回電力自由化EXPO」および「第9回国際太陽電池展〜PV EXPO 2016〜」に出展。新たに参入を発表した家庭用を含んだ低圧電力小売市場向けのブランド「Looopでんき」を初披露した他、太陽光発電システムが組み立てられる「MY発電所キット」シリーズの新製品などを紹介している。

» 2016年03月02日 14時00分 公開
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 2016年3月2〜4日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている「第9回国際太陽電池展〜PV EXPO 2016〜」および「第2回電力自由化EXPO」が開催されている。太陽光発電の開発・販売・施工・メンテナンスなどを行うLooopは、主力商品や新サービスを一堂に展示する。

 「電力自由化EXPO」(ブース番号:W3-2)では2016年3月2日に発表したばかりの低圧電力小売事業「Looopでんき」の詳細を披露。さらに「PV EXPO」(ブース番号:E14-2)では、DIY感覚で太陽光発電システムが組み立てられる「MY発電所キット」シリーズの新製品や遠隔監視・保守サービスである「まもるーぷ」を遠隔監視装置「みえるーぷ」の実機デモなどを通じて紹介している。

基本料金無料の新発想、完全従量制の料金プランと“自然派”が特徴

 「電力自由化EXPO」で、展示の中心となるのが「Looopでんき」である。同社は以前から特別高圧および高圧向けでは電力小売を行ってきたが、2016年3月2日に家庭用を含む低圧向けに新たに参入することを発表した(図1)。

photo 図1 「Looopでんき」のロゴ 出典:Looop

 「Looopでんき」とした同社の家庭用電力小売事業の特徴は2つある。1つが“自然派”である点だ。Looopでは太陽光を中心に再生可能エネルギーの発電事業を行っており、自社が導入した電源がある。再生可能エネルギーは他の電力の賦課金で補助を受けており「自然なエネルギー」とは必ずしもいえない。ただ同社が“自然派”を訴えるのは、電源構成の内訳を明らかにしていることによる。2016年の4月1日〜9月30日までの計画値は、再生可能エネルギーが6%、FIT電気20%、その他の電気を74%としている。約4分の1が再生可能エネルギーとして発電された電力であるというわけだ。

 もう1つが、シンプルな料金プランである。期間内(2016年5月31日まで)に申し込めば基本料金を無料とし、「おうちプラン」(一般家庭向け)が税込26円/kWh(キロワット時)、「ビジネスプラン」(事務所・商店向け)で同27円/kWh(その他、法人向けプランもあり、関西圏は26円)の2種類に絞り込んだ(図2)。

photo 図2 「Looopでんき」の概要を紹介したパネル(クリックで拡大)出典:Looop

 ブース内ではアトラクションとして、「低圧向けプレゼント抽選会」を実施。これは同社ブースの紹介チラシを持参した来場者に対して行う抽選会で、抽選の結果、特等当選者には電気代1年分(10万円相当)をプレゼントする。その他、1等には1000kWh、2等500kWh、3等100kWh、4等LooopオリジナルLEDライトを用意している。

 その他、展示パネルでLooopの電力小売(高圧・特別高圧)事業をはじめ、バランシンググループ(電力需給を一致させるための新電力のグループ)、取次店の案内、企業理念・沿革などを紹介している(図3)。

photo 図3 電力自由化EXPOにおけるLooopのブース

「Looopならできる」、今までもこれからも

 「PV EXPO」では「Looopならできる」をテーマに、太陽光発電に関する事業環境が大きく変化する中で同社があらゆる条件に対応できる体制を整えていることを強く打ち出している(図4)。

photo 図4 PV EXPOにおけるLooopのブース。「Looopならできる」をアピールする

 製品では2015年末で累計1465件の販売実績をもつオールインワンの太陽光発電キット「MY発電所キットシリーズ」の新製品を紹介。出力50kWで初期投資を抑えたエントリーモデルの「MY発電所キット50」、耐久性を追求した両面ガラスパネル「NEXTOUGH(ネクスタフ)」を搭載したハイエンドモデル「MY発電所キット78NT/84NT」などを披露し、FIT(固定価格買取制度)の変化で、多様化する市場にも対応できる同社の製品開発力をアピールする。

 新製品の特徴は、太陽電池モジュールの縦配置と横配置を現場で選択できるようにしたことである。ブースではネクスタフパネルを採用した「MY発電所キットNT」と通常パネルの「MY発電所キット」を実機展示し、それぞれを横置きと縦置きで紹介し、実用性の高さを示している。一方、狭い土地や、塩害地域・積雪地帯などの難しい条件下でも対応している同社の施工・対応面の取り組みについても、特殊施工例などを交えて紹介している(図5)。

photo 図5 「MY発電所キット」の実機展示。縦置き(左側)と横置き(右側)を現場で選べることが特徴だ

 さらに、発電所監視・保守管理・損害保険のトータルサービス「まもるーぷ」を説明。「まもるーぷ」は発電所を監視する「みえるーぷ」、きめ細かな保守サービス「O&M」、万が一に備える「損害保険」の3つのサービスがパックになった包括的なサービスで、今回「低圧向けまもるーぷ」も初めて紹介した(図6)。低圧向けの保守サービスについては採算性の問題から競合企業などもそれほど力を入れてこなかった領域だが、Looopでは落雷事故などで既に問い合わせも多く来ていることから、低圧利用者層についてもニーズがあるとし、提案を進めていく方針だ。

photophoto 図6 「まもるーぷ」の展示。低圧向けへの参入を示す様子(左)と、「みえるーぷ」による発電量推移の画面イメージ(右)(クリックで拡大)

 この他、マルチディスプレイを設置した4枚の大型ウォールではLooopの実績や「MY発電所キット」の製品開発の変遷など同社のこれまでのチャレンジしてきた歴史を紹介している。さらに、今回初めて「発電所中古販売サービス」なども打ち出す。同サービスはLooopが発電所を買取り、それをリノベーションしてまた売り出すというもので、今後この事業の拡大にも期待を寄せている。

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提供:株式会社Looop
アイティメディア営業企画/制作:スマートジャパン 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月31日

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