エイターナスは、空気を透過しない袋に入れた形で出荷する。未開封であれば10年間(推奨期間5年)そのまま保管でき、発電能力を維持する。開封後もこの袋に戻すことで発電を一時停止でき、袋から取り出すことで再び発電を開始する*3)。
2016年3月2〜4日に開催された第7回 国際二次電池展(バッテリージャパン 2016、東京ビッグサイト)では、この様子も展示した(図3)。3月2日に開封し、会期中の夜間は袋に戻している。3月4日の14時時点で累計21時間動作していた。
*3) 再封入時は袋に残ったわずかな酸素が全てなくなるまで発電が続く。なお、再封入時は出荷時よりも酸素の透過度が高くなる可能性がある。「開封時には丁寧に袋を開け、手元に置いておいて欲しい。破いてしまっては発電を一時停止できなくなる」(西村氏)。
エイターナスを連続動作させた場合の電圧と電流の変化を図4に示す。定格電圧は14.4V、定格電流は1.2A。最大電流は5A。
「より多くの電力を供給できるよう、エイターナスは3個(36V出力)まで直列、または並列接続できる」(同氏)。電池3個とインバーター1台を組み合わせた商品も計画している。
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