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» 2016年07月14日 11時00分 UPDATE

自然エネルギー:電力の「1割」使うデータセンター、改善策は雪と排熱 (1/4)

データセンターは電力消費量が大きい。中でも空調用電力が約4割を占める。インフラが整った雪国であれば、空調用電力を削減できる。データドックが新潟県長岡市に立ち上げるデータセンターは、雪を使い、排熱を再利用する。

[畑陽一郎,スマートジャパン]
図1 データドック代表取締役社長の宇佐美浩一氏

 東京への一極集中がさまざまな弊害を生んでいる。その1つがデータセンターだ。「調査会社の資料によれば、都内のデータセンターは東京都全体の消費電力量の10%を占める」(データドック代表取締役社長の宇佐美浩一氏、図1)。2016年7月12日に都内で開催された記者説明会での発言だ。

 東京都によれば、都内に立地するデータセンターのサーバ床面積は全国の約50%を占める。このため、地球温暖化対策の推進に資する「環境配慮型データセンター認定制度」を設けており、同データセンターへ移行する企業には、移行費用の3分の1(上限1500万円)を助成する制度を設けている。

 このためには空調用電力を削減することが必要だ(図2)。

図2 データセンターの消費電力のうち、空調用が44%を占める

 「当社は消費電力の他にもデータセンター市場が抱えているさまざまな課題を解決する手助けができる。新潟県長岡市に2万1000平方メートルの土地を購入し、自社保有の『新潟・長岡データセンター』(図3)を立ち上げる。2017年10月には第1期(500ラック)の運用開始を予定している」(宇佐美氏)。

図3 新潟・長岡データセンターの特徴 第1期が500ラック、第2期が合計2000ラックという規模。品質はTier4レベルと高い。N値50の敷地上に直接基礎を打ち、免震構造をうたう

 長岡市を選んだ理由は立地の良さだという。大手町からの最短乗車時間、1時間45分をうたう。大手町との間を、100ギガビット/秒のバックボーンで接続するめども立った。

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