年度目標40万件を前倒し達成、東京ガスの電力販売が絶好調電力供給サービス(2/2 ページ)

» 2016年07月25日 07時00分 公開
[陰山遼将スマートジャパン]
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事業提携をさらに拡大

 東京ガスではさらなる電力顧客の獲得に向け、事業提携先の拡大に注力していく方針だ。2016年7月21日には不動産情報サービス事業を手掛けるアットホームとの業務提携を発表した。8月下旬からアットホームの加盟・利用不動産店を対象とした低圧電力の紹介サービスを開始する計画だ。

 アットホームの加盟・利用不動産店は全国5万3000以上にのぼる。同社では8月下旬からは関東地域にある賃貸マンションのロビーやエレベーターなどの共用部、店舗・事務所など向けに東京ガスの低圧電力プランを紹介していく(図2)。

図2 アットホームとの業務提携の概要 出典:東京電力

東電の「遅延問題」は7月末から協議へ

 電力の小売全面自由化がスタートしたものの、大きな問題も発生している。東京電力パワーグリッドによる検針データの再録遅延や、計器取替情報などの遅延により、電力使用量の通知が遅れてしまっているという問題だ。

 東京電力では電力使用量の確定値を通知することが困難な顧客に対しては、7月末をめどに使用量の確定に向けた協議を開始するとしている。

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