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» 2016年08月24日 06時00分 UPDATE

省エネビル:ZEHのその先へ、パナソニックが新工法で描くスマート住宅 (1/2)

パナソニックESテクノストラクチャーは、独自の耐震住宅工法「テクノストラクチャー」とZEH普及拠点を新たに設立。耐震性と環境性能を併せ持つスマート住宅の普及を強化していく。

[長町基,BUILT]

 パナソニック エコソリューションズ社 ハウジングシステム事業部傘下のパナソニックESテクノストラクチャーは、独自の耐震住宅工法「テクノストラクチャー」のZEH普及拠点として「“テクノストラクチャーの家” ハウジング ショウルーム 豊洲」を総合展示場「スマートハウジング豊洲まちなみ公園(東京都江東区)」に出展、8月27日から一般公開する。

木と鉄の複合梁を採用したテクノストラクチャー

 耐震性に優れた木造住宅工法のテクノストラクチャーは、独自の木と鉄の複合梁「テクノビーム」と1棟ごとに実施する高度な構造計算により、従来の木造住宅では難しかった大空間や斬新な外観デザインを実現可能にする工法である。テクノストラクチャーの家は、全国約400社のパナソニック ビルダーズ グループ加盟店などテクノストラクチャー工法採用ビルダーを通じて供給している。これまでの実績は2015年度が3438棟で累計では5万1352棟となっている。2016年度の目標は3800棟で、2018年度には5000棟に引き上げる計画だ。

 新施設では、地震に強いテクノストラクチャーの家の特徴と、広々とした空間や2.8mの天井高さなど設計の自由度の他、高い断熱性能と創エネ設備によりゼロエネルギーを達成するZEHに、安心・健康に配慮した「ウェルネス」の要素を加えた「スマートウェルネス住宅」の体験を目指した(図1)。

図1 (左)が「“テクノストラクチャーの家” ハウジング ショウルーム 豊洲」の外観。(右)が木材と鉄骨を組み合わせた複合梁「テクノビーム」 出典:パナソニックESテクノストラクチャー

テクノストラクチャーの強みをアピール

 新施設は、三世代同居を想定した二世帯住宅で、延床面積は約330平方メートル。2階建てゾーンは親世帯の暮らしを、3階建てゾーンは子世帯の暮らしをイメージ。2つのゾーンが組み合わさった建物は、2階建て住宅、3階建て住宅、二世帯住宅とさまざまな住宅の参考にすることが可能だ。2階建てゾーンのリビングは、テクノストラクチャーの強みを生かしたワイドリビングで、幅約5.5m、天井高さ2.8m、柱のない約100平方メートルの空間や、2階へつながる大きな吹き抜けなど、広々とした大空間を体感できる。

 テクノストラクチャーのテクノロジーを体感できるラボでは、独自の木と鉄の複合梁「テクノビーム」と木製梁の踏み比べにより、テクノストラクチャーの構造強度を体感できるほか、普段は見ることができない構造躯体と「テクノビーム」の豊富なバリエーションを見ることができる。

 また、建物の揺れを30〜50%低減し、繰り返し発生する余震にも安定した効果を発揮する「制震システム」や、設計自由度をさらに向上させる「幅狭耐力壁」などの独自部材のほか、耐火建築物対応や3階建てなどの仕様についても展示。テクノストラチャーの高い耐震性の秘密と仕組みを総合的に理解できるようになっている。

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