メガソーラーの保守は空から赤外線で、ドローンを活用した遠隔監視サービス太陽光(2/2 ページ)

» 2016年09月14日 11時00分 公開
[三島一孝スマートジャパン]
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ドローンアイで検出できる異常は4種類

 「ドローンアイ」で検出できる異常は、セルクラックや汚れなどによるセルの異常、ガラス割れなどのモジュールの異常、インターコネクタ切断やはんだ不良などのクラスタ異常、コネクタ損傷などのストリングの異常の4種類である(図3)。

photo 図3 ドローンアイで検出できる4種類の異常 出典:エナジー・ソリューションズ

FCパートナーを通じてドローンアイを展開

 エナジー・ソリューションズではドローンアイFCパートナー制度を設立し、ドローンアイスタートアップキットの提供を行う。ドローンアイFCパートナー制度は、「ドローンアイ」サービスをソーラーO&M事業者が行えるというもの。モジュールIR検査に必要なドローン機器、ソフトウェア、研修などをセットにしたスタートアップキットを購入することで、検査事業をすぐに立ち上げられるという利点がある。

 エナジー・ソリューションズによる「ドローンアイ」の提供価格はオープンプライスで、3年後に年間10GW(ギガワット)のソーラーモジュールIR検査を50社のドローンアイFCパートナーとともに実施することを目標としている。

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