住宅のエネルギー収支ゼロを目指す、東京・江戸川区でZEHを販売スマートハウス

住宅事業などを手掛ける大京は、東京都江戸川区で販売する戸建て住宅シリーズの一部に、一次消費エネルギーがほぼゼロになるZEHを初めて用意した。太陽光発電システムやHEMSなどを導入しており、エネルギー収支ゼロの実現を目指した住宅だという。

» 2016年10月11日 13時00分 公開
[長町基スマートジャパン]

 大京は戸建て住宅ブランド「アリオンテラス(ALION TERRACE)」シリーズにおいて、初のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を導入する。シリーズ第12弾となる「アリオンテラス瑞江」(全6戸/東京都江戸川区)の一部区画をZEHとし、2016年12月中旬から一般販売活動を開始する予定だ。

 政府は住宅のゼロエネルギー化を目指して、2020年までに標準的な新築住宅を年間の一次消費エネルギーが正味(ネット)でほぼゼロとなるZEHにすることを目指すなど、その普及促進を図っている。また、環境問題や災害対策への関心から、住宅のエネルギーを自給自足することへの居住者の関心も高まりつつある。

 大京ではこうした背景から新築マンションの全物件に対し、2015年4月からパッシブデザイン(太陽光や風などの自然エネルギーを利用した建築方法で室内環境を快適にする手法)の標準採用を開始。戸建て事業でも省エネルギー性能向上や環境問題に取り組むためZEHの導入を図ることにした。エネルギー効率の高い設備機器の導入、太陽光発電システムなどによる創エネ、HEMSによる効率的な節電により、エネルギー収支ゼロを目指す(図1)。

図1 アリオンテラス瑞江の完成イメージ 出典:大京

 アリオンテラス瑞江は、都営新宿線の瑞江駅から徒歩5分の場所に位置する。このうちZEH化した住宅には、断熱サッシなどの採用で断熱性能を高めた他、節湯水栓などの高効率の設備機器やエネファームなどを採用することでエネルギー消費量を抑える。さらに太陽光発電システムによる創エネを行い、これらを制御するHEMSを備え、電力の見える化を図り効率的に節電することで、エネルギー収支ゼロを目指す。

 アリオンテラス瑞江の敷地面積は、100〜111平方メートル。間取りは4LDKで、販売価格は5500〜6800万円台(予定)となっている。同社は引き続き、自然エネルギーの活用を通じた快適な住環境の提供を進めていくとともに、マンション開発で積み重ねてきたノウハウを活かした立地・品質の都市型戸建て住宅を提供していく方針だ。

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