発電とシイタケ栽培を両立、放棄地を活用したソーラーシェアリングで成果自然エネルギー(2/2 ページ)

» 2016年10月14日 09時00分 公開
[陰山遼将スマートジャパン]
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サトイモにも挑戦!

 2016年は例年より多くの台風が発生した。しかし三喜工務店は「台風が刺激となり、例年より早めにシイタケが発芽した。市販のシイタケよりも肉厚に育った」としている(図5)。

図5 育ったシイタケ 出典:三喜工務店

 さらに同社では、シイタケだけでなく他の植物の育成にも挑戦している。その1つがサトイモだ。比較的日射の取れるエリアを選んでサトイモを植えたところ、順調に育っているという(図6)。

図6 サトイモも順調に育っているという 出典:三喜工務店

 営農型太陽光発電は農地の計画的・効率的な利用で農家の安定的な経営に貢献するとともに、再生可能エネルギー普及にもつながることから、今後の導入促進が期待されている。今回のような放棄農地を活用できるメリットもある。

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