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» 2016年11月11日 07時00分 UPDATE

自然エネルギー:発電量を30年間全て買い取り、Looopが太陽光発電で新サービス (1/2)

再生可能エネルギー事業を手掛けるLooopが太陽光発電に関する新サービス「Looop FIT」を発表した。太陽光発電所で発電した電力を、30年間にわたって全量買い取るというユニークなサービスだ。20年間はFITと同額で、以降は最低でも7円/kWh以上で買い取る。

[陰山遼将,スマートジャパン]

 再生可能エネルギー事業を手掛けるLooopは2016年11月10日、太陽光発電システムで発電した電力を、30年間にわたって買い取るという新サービス「Looop FIT」の提供開始を発表した。

 Looop FITは、これから発電を開始する地上設置型の産業用太陽光発電設備を対象とするサービス。発電事業者は発電した電力全量を30年間にわたってLooopに売電できる。このうち最初の20年間は、経済産業省の「再生可能エネルギーの固定買取価格制度」(FIT)と同額での買い取りとなる。2016年度であれば1kWh(キロワット時)当たり税別24円だ。

 その後の21〜30年の10年間については、1kWh当たり7円を最低買取価に設定している。7円以上になる可能性もあるが、これより買取価格が下がることはないという仕組みだ(図1)。

図1 30年間にわたって全量買取を保証 出典:Looop

条件は2つ

 Looop FITを契約するためには2つの条件がある。1つが2016年11月11日以降に、太陽光パネル「NEXTOUGH(ネクスタフ)」を採用する同社の産業用太陽光発電システム「MY発電所キット」を新規購入することだ。NEXTOUGHはLooop独自開発の太陽光パネルで、耐久性を強みにしている。30年後も80%の出力を保証する(図2)。

図2 「NEXTOUGH(ネクスタフ)」および「MY発電所キット」のキット内容と価格 出典:Looop

 もう1つの条件が、Looopが提供する太陽光発電システムのLooopの運用保守サービス「まもるーぷ」の契約である。まもるーぷは遠隔監視、トラブル時の緊急対応と定期点検、災害や故障に対する補償をセットにしたトータルサービス。年間費用は低圧向けが1区画当たり23万円、高圧向けでは発電所規模200kW(キロワット)で68万円、1MW(メガワット)の場合で170万円が目安となる。Looop FITを利用する場合、まもるーぷを最低3年契約する必要がある。なお、2016年11月11〜2017年5月11日までの期間にLooop FITを契約すると、まもるーぷの初年度費用が無料になるキャンペーンも実施する。

 Looop FITは沖縄電力管内を除く全国で提供する。既に設備認定を受けている、あるいは売電を行っている発電所については別途相談が必要。売電開始には一度地域の電力会社(旧一般電気事業者)に連系し、その後Looopへの売電に切り替えるかたちになる。なお、30年間の契約となるが、書面で4カ月前までに通知を行えば、解約による違約金は発生しない。

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