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» 2016年11月16日 11時00分 UPDATE

エネルギー管理:太陽光パネルの故障を2種類の装置で検出、全国300カ所の発電所に (1/2)

全国300カ所の太陽光発電所に保守サービスを提供しているNTTファシリティーズは、太陽光パネルの点検作業に2種類の装置を全面的に導入する。太陽光パネルを束ねたストリング単位のほかに、パネル単位でも電流を感知して故障を検出する仕組みだ。今後の保守サービスの顧客拡大にも生かす。

[石田雅也,スマートジャパン]

 NTTファシリティーズが太陽光パネルの点検作業に導入する装置は、検査装置を専門に開発するアイテスの「ソラメンテ」と呼ぶ製品だ。2015年から自社で運営するメガソーラーで試験的に導入したところ、不良なパネルを検出する正確性とスピードが良好だったため、全面的に採用することを決めた(図1)。

図1 太陽光パネルの点検作業。NTTファシリティーズの「F西宮太陽光発電所」。出典:アイテス

 ソラメンテは2種類の装置を組み合わせて太陽光パネルの故障を検出できる。1つ目の装置は「ストリングチェッカー」と呼び、複数の太陽光パネルを束ねたストリング単位に電圧値と抵抗値を計測する(図2)。

図2 ストリングチェッカーによる故障ストリング検出方法(上)、検出装置の操作・表示部分(下)。出典:アイテス

 ストリングごとに設置されている接続箱の開閉器の端子に装置をつなぐと、約10秒で電圧値と抵抗値を測定できる(図3)。その結果、電圧値と抵抗値が正常でないストリングが見つかった場合には、パネルの一部に故障が発生している可能性があるため、2つ目の装置を使ってパネルごとに検査する。

図3 ストリングチェッカー(左)とソーラーパネルチェッカー(右)による点検作業。出典:アイテス

 2つ目の装置は「ソーラーパネルチェッカー」と呼ぶ。長い棒の先端に付いているセンサーを太陽光パネルの表面に当てて、発電している電流を感知する。電流を感知すると、その強度に応じて手元のスピーカーとLEDランプが作動して担当者に知らせる仕組みだ(図4)。この点検作業もパネル1枚あたり10秒程度で完了する。

図4 ソーラーパネルチェッカーの操作・表示部分。出典:アイテス
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