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» 2017年02月10日 06時00分 UPDATE

FM:その看板は落下しないか、IoTで危険を予知

建物に取り付けられた看板が老朽化し、落下する事故が増えている。センサー機器開発のオプテックスと、不動産マネジメント事業を手掛けるザイマックスは、こうした看板の状態を遠隔から監視する共同実証実験を開始した。将来は新しい看板の保守サービスを展開する考えだ。

[陰山遼将,BUILT]

 センサー機器開発のオプテックスと、不動産マネジメント事業を手掛けるザイマックスは、センシング技術を用いた看板状態の遠隔監視および保守サービスに関する共同実証実験を開始した。

 この実証は両社が取り組むIoT(Internet of Things)を活用した新しい建物の運営管理サービスの構築に向けた取り組みの第1弾。傾きや揺れを計測するセンサー端末を看板に設置し、そのデータをクラウド上に蓄積する。取得したデータの有効性、技術的な検証、運用方法の確立に向け、東京都11基、愛知県6基、大阪府3基の合計20基で、施工性、耐久性、データ収集などを検証するフィールドテストを開始した。

実証実験のイメージ 出典:オプテックス

 建物の維持・提供する運営管理の現場においては、建物・設備の状況や執務環境などについて多数の点検項目が法令上定められている。一方、建物の壁面などに取り付けられた看板には、目視点検のみで明確な点検方法が確立されておらず、多くの自治体が屋外広告物条例を改正する動きが進んでいる。老朽化した看板が落下する事故が全国で多数発生している点もこうした動きを後押ししている。

 看板は風雨や日光にさらされる過酷環境で利用されるのが一般的であり、高所に設置されている。そのため、点検作業は大がかりとなり、日常の目視点検では劣化や異常を把握するには十分でない、といった課題がある。

 こうした背景から両社は、ザイマックスが持つ建物の運営管理や修繕、維持運営に関するノウハウと、オプテックスの保有するセンシング技術を活用した看板の遠隔監視や保守サービス運用の実現に向けた実証に着手した。実証実験の成果を踏まえ、看板の日常的な遠隔監視、早期メンテナンスのプランニング、点検作業、補修工事まで、看板のトータルサポートサービスの構築を目指す方針だ。

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