東京の保育園に長野県の水力発電を販売、自治体の再エネ連携が広がる自然エネルギー(2/2 ページ)

» 2017年04月06日 09時00分 公開
[陰山遼将スマートジャパン]
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 世田谷区は地球温暖化対策の強化に向け、再生可能エネルギーの普及に積極的に取り組んでいる。公共施設の屋根貸しによる太陽光発電事業を推進している他、神奈川県三浦市と協力し、区みずからが発電事業者として「世田谷区みうら太陽光発電所」を運営している。

 2017年4月1日からは、世田谷区みうら太陽光発電所で発電した電力を、固定価格買取制度を利用して、みんな電力に売電を開始した。これによりみんな電力から、世田谷区みうら太陽光発電所を選んで電力を購入できるようになった。

「世田谷区みうら太陽光発電所」を利用した電力販売のイメージ 出典:世田谷区

 世田谷区は群馬県の川場村とも再生可能エネルギーによる電力販売で連携している。こちらはバイオマス発電による電力だ。川場村に建設中のバイオマス発電所の電力を、こちらもみんな電力を通して世田谷区民に販売できる体制を整えている。

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