「IoTの新たな可能性探る」 インテルと関西電力がスマートホームの実証実験を開始へエネルギー管理(2/2 ページ)

» 2017年04月13日 09時00分 公開
[庄司智昭スマートジャパン]
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200万超の会員を持つはぴeみる電

関西電力理事の有吉猛氏

 はぴeみる電は、電気やガスの料金、使用料をWeb上で見える化するサービスである。2009年7月から電力契約者向けにサービスを開始しており、2017年3月末時点で200万超の会員が登録しているという。サービスの拡充もしており、省エネアドバイスや住む地域に応じたクーポン情報の提供も行われている。

 2017年1月には生活リズムに異変が起きた際に通知を行う「はぴeまもるくん」を発表。スマートメーターから得る電気使用状況から生活リズムを確認し、異変を検知した場合に遠隔に住む家族などに通知するサービスだ。

見守りサービスのイメージ (クリックで拡大) 出典:関西電力

 なお有吉氏は「はぴeみる電の200万を超える会員を評価いただき、実証実験に参加させてもらった。しかし実証実験が成功したとして、全ての会員に環境センサーやゲートウェイを配り、プラットフォーム事業者になれるかといったら、そこまで腹をくくれていない。今後の展開にワクワクはしているが、正直分からない部分も多い。どうなったとしても、会員が喜ぶ仕組みとするため一生懸命取り組みたい」と注釈を加えた。

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