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» 2017年04月18日 06時00分 UPDATE

情報化施工:建設現場を“手書きの苦労”から開放、施工管理向けWebサービス

イーリバースドットコムは日々の作業計画や報告書、帳票など、建設施工現場で利用する書類の作成や管理をWeb上から行えるようにするサービスの提供を開始した。従来手書きで行っていた作業をPCやタブレット端末から行えるようにすることで、作業現場の生産性向上に寄与する。

[陰山遼将,BUILT]

 建設業界向けの電子マニフェストサービス事業などを手掛けるイーリバースドットコムは、2017年4月から建設現場の施工管理業務の効率化を支援するWebサービス「Buildee(ビルディー)」の提供を開始した。

 建設業界では現場の人手不足の解消と、生産性の向上が課題となっている。ビルディーはゼネコンやサブコンの現場担当者の負荷軽減を目的に、現場で日々行っている作業計画や報告書、帳票などの作成と管理をWeb上で行えるようにするサービスだ。

 作業日報やKY記録、揚重機作業計画書など、従来手書きで入力していたさまざまな帳票を、PCのブラウザやタブレット端末、スマートフォンからまとめて作成できる。帳票へのキープラン画像の表示や、元請による確認の記録も可能だ。

 現場事務所のホワイトボードに描き込んでいた現場内の配置計画などを、Web上で作成できる機能も備える。複数人で同時に編集することも可能だ。建設現場向けサービスとして、重機などの画像データや設定項目も用意する。

配置計画の作成イメージ(クリックで拡大) 出典:イーリバースドットコム

 現場監督や職長は入力された作業予定や報告内容を遠隔地からいつでも確認、承認できる。入力された作業データは各種帳票へ印刷が可能で、日誌や指示書、KY記録の作成の膨大な時間や転記ミスなどを防ぐことができ、作業調整や帳票作成の効率化に寄与するとしている。

 なお、ゼネコンごとに異なる出力帳票の仕様は、別途オプションとしてカスタマイズ対応が可能。ビルディーに登録したデータを分析に使いたいといったような、管理分析用途としてのニーズにも対応する。

 ビルディーの初期費用は1支店当たり5万円、月額基本料が3万円、現場利用料が1カ所当たり月額9800円。帳票カスタマイズ費用は1枚当たり25万円からとしている。30カ所の現場で1年間利用した場合の費用の目安は393万8000円だ。既に鹿島が導入を決めている他、大手ハウスメーカーなども試験導入を検討しているという。

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