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» 2017年06月14日 11時00分 UPDATE

自然エネルギー:東電が水力発電100%の料金プラン、特典にシカの調査やニンジン堀り体験

東京電力エナジーパートナーは関東エリアを対象に、発電の際にCO2を排出しない水力発電の電気のみを発売する家庭向け電気料金プランを発表した。電話とWebサイトで受け付けを開始した。

[庄司智昭,スマートジャパン]

水力発電100%の電気料金プラン

 東京電力エナジーパートナーは2017年6月、発電の際にCO2を排出しない水力発電の電気のみを発売する家庭向け電気料金プラン「アクアエナジー100」を発表した。東京電力グループの水力発電所(揚水発電とFIT電気を除く)で発電した電気を活用する。

 基本料金は10Aにつき550円80銭で、電力量料金は最初の300kWh(キロワット時)は1kWhにつき23円40銭、300kWhを超えると1kWhにつき30円02銭(いずれも税込)。水力のみの電源を使用しているため、燃料費調整額は適用されない。

 対象地域は東京都の他、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)だ。水力発電の電気には限りがあることから、2017年度は3万件をめどに提供するという。電話とWebサイトで受け付けを開始した。

「アクアエナジー100」のWebサイト 出典:東京電力エナジーパートナー
電気料金の詳細 (クリックで拡大) 出典:東京電力エナジーパートナー

 同プランによる売り上げの一部は、東京電力グループの水力発電の設備改良による高効率化や水源涵(かん)養林の育成に活用される。また水力発電所立地地域の名産品や地元イベントなどのPR、同プランの加入者を対象とした体験イベントの開催も予定する。

 最初の特典として、水力発電所がある群馬県片品村の協力のもと、シカの調査やブルーベリー狩り、スノーシュ―を履いた雪下ニンジン堀り体験イベントが公開された。応募方法や詳細などは決まり次第、順次Webサイトから案内を行うという。

 同社は、リリース上で「これまで再生可能エネルギーの普及拡大に取り組むなど、持続可能な社会づくりに貢献してきた。当社はその一環として、Eco&Cocology(心とエコロジーを掛け合わせた造語)のコンセプトのもと、自然が生み出すエネルギーの利用を通じて立地地域と消費者を結び、環境への貢献を進めていく」とコメントした。

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