低圧太陽光向け、デルタ電子が出力16.5kWの新型パワコン太陽光

デルタ電子は太陽光発電用パワコンの新製品の販売を開始した。低圧向けの出力16.5kW(キロワット)のモデルで、塩害地域への導入や水平設置にも対応する。

» 2017年08月29日 09時00分 公開
[長町基スマートジャパン]
新製品の外観 出典:デルタ電子

 デルタ電子は、低圧向けの太陽光発電システム用三相パワコン「M16S」の販売を開始した。定格出力16.5kW(キロワット)、変換効率96%の新モデルで、塩害地域など多様な設置条件や、水平設置にも対応する。

 新製品はJET認証を取得済みで、接続箱機能を内蔵し、3相200V(S相設置)で系統連系できる。自立運転機能(200V/100V3kVA)も搭載し、水平設置が可能な他、複数台連系規定に対応(JEM1498準拠)している。さらに力率一定制御機能、出力制御指令などに対応する。防塵・防水等級はIP65で、アルミシャシーを採用している。

 外形寸法は615×820×275mm、重量は51kg。同社は新製品により、低圧案件ではパワコンの設置台数が減ることで、工事のコスト削減などのメリットが期待できるとしている。初年度販売台数は3000台を予定している。

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