グッドフェローズは、電気料金プラン比較ツール「sim cloud(シムクラウド)」に新機能を追加。住宅用太陽光発電の販売・施工会社は、顧客に対して太陽光発電システムの導入メリットを最大化して提案できるという。
グッドフェローズ(東京都品川区)は、電気料金プラン比較ツール「sim cloud(シムクラウド)」に、住宅用太陽光発電システムと電気料金プランを組み合わせて経済効果をシミュレーションできる新機能を追加した。住宅用太陽光発電システムの販売・施工会社向けの機能で、顧客に対して太陽光発電システムの導入メリットを伝えやすくなるという。
シムクラウドは2017年10月現在、137社1407以上の電気料金プランを網羅している。これまでは主に電力会社へのマーケティングツールとして提供をしてきたが、このほど、新たにシミュレーション機能を追加し、住宅用太陽光発電システムの販売促進ツールとしての提供も開始した。
太陽光発電システムと電気料金プランの切り替えを組み合わせることで、従来の電力契約と比べ、太陽光発電システムの投資回収期間を短縮できるという。住宅用太陽光発電システムの販売・施工会社は、太陽光発電を導入するメリットを最大化して提案でき、販売促進につなげられるとしている。
グッドフェローズによると、通常、太陽光発電システムを単体で導入した場合、電気代の削減率は2〜3割程度といわれているが、電気料金プランを変更し、太陽光発電で賄えない残り7〜8割の電力の購入費用を下げることで、地域によっては、合計で年間約15〜20%の電気代を削減できる場合もあるという。
シムクラウドを利用することで、販売店や施工店は、太陽光発電の導入を検討している家庭に対し、太陽光発電と電力会社の切り替えをセットでシミュレーションし、提案することができる。プランの変更によって下がった電気代の差額を、太陽光発電システムの導入費用に充てるとすれば、より短い期間で投資回収が行えるといった提案がしやすくなる。
シムクラウドの利用料金は、従来と同じく1アカウント当たり月額1万円(税別)。グッドフェローズでは2017年12月までに100社への導入を目指すとしている。
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