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» 2017年11月08日 09時00分 公開

自然エネルギー:水量を変えずに発電量アップ、熊本県で水力発電所を改修

JNCが熊本県の小水力発電を改修。認可取水量を変えず、設備更新のみで出力を700kW向上させた。

[長町基,スマートジャパン]

 再生可能エネルギー事業を展開するJNC(東京都千代田区)は、2015年12月から進めていた「川辺川第二発電所」(熊本県相良村)の改修工事が終了し、2017年11月から発電を開始したと発表した。

 今回、約29億円を投資し、水車・発電機を高効率の機器へ更新することで、認可取水量を変えずに出力を改修前の8200kWから700kW増強した。年間発電量は一般家庭約1万3000世帯分の年間使用電力量に相当する見込みだという。

川辺川第二発電所の外観

 JNCの水力発電所は全て「流れ込み式」を採用している。これは河川水からゴミを取り除いた後に、水路を通して水を導き、水圧鉄管を落下させることで水車を回して発電する仕組みだ。大規模なダムなどを必要としないため、環境負荷が低いという特徴がある。

 同社は2013年度から水力発電所の大規模改修工事を進めており、「栗野発電所」(鹿児島県湧水町)、「七滝川第一発電所」(熊本県御船町)、「竹の川発電所」(熊本県五木村)、「七滝川第二発電所」(熊本県御船町)に続き、川辺川第二発電所は5カ所目の改修事例となる。今後さらに5カ所の発電所で大規模改修を行う計画だ。

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