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» 2017年11月17日 11時00分 公開

蓄電・発電機器:災害時も情報を止めない、テレビ局の安定稼働を蓄電池で支える

奈良テレビ放送が自社の送信所に、無停電電源装置(UPS)を導入。ソニービジネスソリューションのリチウムイオン蓄電搭載のUPSを採用した。災害などによる停電時にも、デジタル送信システムを停止させないバックアップ用の電源として活用する。

[長町基,スマートジャパン]

 ソニービジネスソリューション(東京都港区)は、奈良テレビ放送の生駒送信所(奈良県・大阪府生駒山)に、オリビン型リン酸鉄リチウムイオン蓄電池搭載の無停電電源装置(UPS)を納入したと発表した。同システムの納品は2017年6月に完了しており、災害などによる停電時にデジタル送信システムを停止させないバックアップ用の電源として活用されている。

出典:ソニービジネスソリューション

 同装置には、村田製作所のオリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池「Fortelion(フォルテリオン)」を搭載している。従来の一般的な鉛電池の期待寿命が10年未満であるのに対して、フォルテリオンの期待寿命は15年以上という。

 従来、点検を目的とした鉛電池抵抗の計測は、深夜帯に電池を1つ1つ手作業で行う必要があったが、同装置には電池計測システムを搭載。電源装置を稼働した状態のまま、昼夜問わず、数分で高精度に寿命診断を行えるとしている。

 納入した装置の電源容量は15kVA、電池容量14kWh、15年後バックアップ時間は30分とする。ソニービジネスソリューションは今後、リチウムイオン電池で従来の鉛電池・アルカリ電池の置き換えを加速し、UPSを放送局をはじめ社会インフラ市場に向けて展開していく方針だ。

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