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» 2017年12月20日 06時00分 公開

FM:防犯カメラとAIで街の異常を自動検知、犯罪抑止や事故防止に貢献

オムロン ソーシアルソリューションズは、「住宅・都市イノベーション総合展2017」で、防犯カメラ映像とAIを組み合わせた防犯・防災システム「まちの見守り(仮称)」を参考展示した。人や自転車などの動きをAIが推定し、異常発生時には自動でアラートを発報する。

[松本貴志,BUILT]

防犯カメラの映像から、AIがリアルタイムで見守り

 オムロン ソーシアルソリューションズは、「住宅・都市イノベーション総合展2017」(2017年12月13日〜15日、東京ビッグサイト)で、防犯カメラ映像とAIを組み合わせた防犯・防災システム「まちの見守り(仮称)」を参考展示した。人や自転車などの動きをAIがリアルタイムに推定し、倒れこみやひったくりなど異常発生時には自動でアラートを発報する。

「まちの見守り」が推定した人や自転車の動き(クリックで拡大)

 地域防犯や犯罪発生時の参考を目的として防犯カメラは、自治体やオフィスビル、ショッピングセンターなどで多数導入が進んでいる。これらカメラの映像は、一定期間ごとに保存し、異常発生後に状況確認や証拠として関係各所が確認する場合が多く、リアルタイムな活用は進んでいなかったという。また、監視員による防犯カメラ映像のリアルタイム監視を行う施設もあるが、カメラ台数が増えるにつれて人的リソースがひっ迫する問題があった。

 同社が現在開発中の「まちの見守り」は、これらの課題をAIによって解決するサービス。10社240機種以上のネットワークカメラ(インターネット接続に対応する防犯カメラ)との接続に対応しているといい、既に導入済みのネットワークカメラでも、本システムが利用できることも特長の1つとなる。

 ネットワークカメラで撮影された映像は、カメラ側に設置された画像処理ボードによって、人・自転車などの位置や動作がリアルタイムで検出される。人の倒れこみ、ひったくり、自転車盗難など異常事象が発生した場合、「まちの見守り」は自動的に施設管理者へアラートを発報し、発報を受けた管理者は迅速に警察や消防に通報することが可能になる。

「まちの見守り」を活用した防犯、事故の未然防止スキーム(クリックで拡大) 出典:オムロン ソーシアルソリューションズ

 また、「まちの見守り」は、交通事故の未然防止としても活用が可能だ。飛び出しなど、交通事故の発生確率が高まった場合、本システムが電光掲示板やスピーカーによる放送を自動で行い、ドライバーや歩行者に注意喚起を行うことができるとする。

 同社は本システムの提供時期を未定としているが、自治体、アミューズメントパーク、オフィスビル、ショッピングセンターなどでの活用を見込んでいる。

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