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» 2018年01月15日 13時00分 公開

太陽光:太陽光発電所の売却額をWebと訪問で査定、セカンダリー市場に新規参入

太陽光発電所のマッチングサービスなどを運営するグッドフェローズは、太陽光発電所の訪問およびWeb査定サービスを開始。太陽光発電所のセカンダリー市場に参入する。

[陰山遼将,スマートジャパン]

 今後の太陽光発電市場の動向として注目を集めているのが、稼働済みの発電所を売買する「セカンダリー市場」だ。土地付き太陽光発電所などのマッチングサービス「タイナビ発電所」を運営するグッドフェローズは、2018年1月から太陽光発電所のセカンダリー市場に参入すると発表した。タイナビ発電所をリニューアルし、太陽光発電所の売却額のWeb査定サービスと、訪問による査定を開始した。

 2012年に「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」が始まって以降、国内でFIT認定を受けた太陽光発電所事業は、15万件以上に拡大した。これまでの太陽光発電事業は、まだ稼働していない案件の事業権利を売買するという方法が主流だった。一方、既に中古の太陽光発電所は既に稼働しており、発電量の運用実績を確認できる場合もあるため、低リスクの投資先として注目を集めている。グッドフェローズによると、太陽光発電を保有する法人の中には、「グリーン投資減税」などの税制優遇を利用して発電所を保有した企業も多く、こうした法人を中心に太陽光発電所を売却するケースが増えているという。

 グッドフェローズではこうした市場動向を受け、同社が運営するWebサイトのタイナビ発電所をリニューアル。土地付き太陽光発電所の売却査定額を知ることができる「査定・診断サービス」の機能を新たに搭載した。同サービスの利用料は完全無料という。同時に、全国の提携企業による訪問査定も開始した。

リニューアルした「タイナビ発電所」のWebサイト(クリックでサイトへ)

 査定では、発電所の売電実績や負荷情報を基に査定額を算出。太陽光パネルやパワーコンディショナーの稼働年数、メーカー規格などによる性能品質、施工品質などの品質診断を基にした事業リスク評価も実施する。

 Web査定は、簡易に査定を行いたい事業者向けで、購入価格、購入年月、売電実績の他、経年劣化なども加味し、売却額をすぐに試算できる。一方、訪問査定は売却を強く希望する事業者向けで、グッドフェローズの提携企業が現地に訪問し、太陽光発電所の査定額を算出するだけでなく、設備維持が可能な年数や、設備の性能に関する問題などの診断も実施する。

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