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» 2018年02月26日 11時00分 公開

IT活用:メーターをカメラで自動読み取り、電力設備の点検を効率化

日立は工場や電力設備などのアナログメーターを、カメラを利用して自動で読み取る新しいサービスの提供を開始。設備点検業務の効率化に貢献するという。

[長町基,スマートジャパン]

 日立製作所は、日立システムズと連携し、アナログメーターの数値を自動で読み取り、工場やエネルギー分野などの社会インフラ設備における点検業務を大幅に効率化する「メーター自動読み取りサービス」の販売を2018年2月から開始した。

 同サービスは、点検データの収集および一元管理、状態監視に加え、異常発生時の自動通知機能も備える。日立システムズが保有する全国約300カ所のサービス拠点と連携したサポート体制により、センサーなどの機器設置からシステムの導入・運用、定期・駆けつけ保守までをワンストップで提供する。

 同サービスの導入により、各種設備のアナログメーターの値を自動で測定・収集、可視化し、従来人手で行っていた巡回点検作業の負荷低減や、設備監視作業の容易化を実現し、企業などの設備点検業務の効率化を支援する。

 近年、国内の産業・社会インフラでは、設備点検員の高齢化、人員の不足、設備の長期運用にともなう停止リスクの高まりや維持コストの増加が課題となっており、設備稼働率の維持・向上は、企業経営に大きく影響を及ぼすという。

 一方、最近のIoT技術の発展により生産ラインのデジタル化が進んでいるものの、生産ラインの安定稼働に必要な屋内外の各種設備の監視・点検では、センサーの設置に伴う設備の一時停止や、電源や通信の確保といった課題により、デジタル化の進展の遅れがみられる。

 今回発売のメーター自動読み取りサービスは、アナログメーターの指示値などを容易にデジタル化する新開発の「レトロフィット無線センサー」と、自動で収集したデータの可視化や異常発生時の自動通知を行うことができる「センサーデータ収集・監視システム」を、計測するアナログメーターの数に応じて、フィー型のサービス形態で提供するものだ。レトロフィット無線センサーは、電池駆動かつ無線通信が可能な独自センサーのため、電源や通信ケーブルの設置が難しい屋外や高所・高低温環境の現場でも導入できる他、移動に時間を要する遠隔地への巡回点検の作業負荷も軽減する。センサーデータの自動収集により、設備状況の連続監視が低コストで実現できるほか、しきい値監視、傾向監視といった異常値の監視が容易になるとしている。

「メーター自動読み取りサービス」のイメージ 出典:日立

 価格はトライアルサービス(アナログメーター5点、収集期間2カ月)が270万円から。基本サービスのアナログメーター10点が年間720万円からなど。異常値アラートオプションなどのオプションサービスも順次提供していく予定だ。なお、電源工事が可能な設備向けには、日立システムズが市販のIPカメラなどを活用したメーターを自動で読み取るサービスを2018年3月から販売する予定だ。

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