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» 2018年03月27日 11時00分 公開

電力供給サービス:省エネ機器を購入せずにレンタルできる料金プラン、TEPCOホームテックが提供 (1/2)

TEPCOホームテックは、電気料金と省エネ機器の工事費・利用料をパッケージとしたエネルギー利用サービス「エネカリ」を発表した。省エネ機器所有モデルの価値転換を行い、既存住宅のさらなる省エネ化を図る。

[長町基,スマートジャパン]

 TEPCOホームテックは、省エネ機器の設置工事費および利用料をパッケージとした電気料金プラン「エネカリ」の提供を2018年4月から開始すると発表した。ユーザーは省エネ機器を購入(所有)せずにレンタルできるのが特徴のプランで、省エネ機器購入の初期費用を削減しながら、自宅の電力費を削減できるという。

サービスのイメージ 出典:TEPCOホームテック

 同社社長の岩崎辰之氏は発表会で「エネルギー価格の高騰は、住宅ローン返済に次ぐ、住宅維持コストとして認識している。消費者も省エネに対する意識は高まっているが、消費者が積極的に省エネを行うには光熱費の削減額が大きいだけでなく、初期投資負担を減らすことも課題だ」と指摘する。

岩崎辰之氏

 そのうえで同サービスを「今回のサービスは初期費用をゼロとし、電気料金と機器の利用料をパックで支払う。省エネを実現するために省エネ機器を所有するという発想から離れて、利用料を得るというサービスに転換するというのが大きな特長」(岩崎氏)と紹介した。

 同社は2017年8月に設立し、既存住宅の省エネリフォームを主な事業とする。各家庭で省エネ機器に交換した場合の省エネ量を診断できる同社独自のサービス「省エネ診断」は開始から6カ月で約1300件の申込みがあったとし、「生活者の省エネニーズは高いと捉えている」とする一方で、生活者からは省エネ診断を通じて「リフォーム工事代の負担が大きく、(省エネリフォームの実施に)ためらいがある」との声が多く寄せられたとした。

 エネカリは、こういった生活者の意見に対応したサービスとなる。従来の省エネリフォームにおいて一般的であった「省エネ機器を購入」という所有モデルから、「省エネ機器をレンタル」という利用モデルへ移行する新しいエネルギー利用サービスとしている。

同サービスのコンセプト(クリックで拡大) 出典:TEPCOホームテック

 同サービスでは初期費用を無料とし、電気料金と省エネ機器の利用料金がパッケージとして毎月請求される。生活者はイニシャルコストを抑えながらも、省エネ化による光熱費の低減と最新機器による利便性向上を実感できるサービスとしている。契約満了時(省エネ機器のレンタル契約期間は10年間)には省エネ機器を無償譲渡または、最新機種に交換して契約を更新することも可能で、「省エネ効果保証」・「工事10年保証」・「住宅設備修理サービス」の保証が付帯するなどアフターサービス面も手厚くした。

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