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» 2018年05月28日 09時00分 公開

自然エネルギー:日新電機、大型風力の系統連系ソリューション提案を強化

日新電機は風力発電向け系統連系設備のソリューション提案を強化する。受変電設備と電力品質対策の知見と実績を生かし、風力連系設備の最適なシステム提案に注力する。

[長町基,スマートジャパン]

 日新電機(京都市)は風力発電向け系統連系設備のソリューション提案を強化する。近年、課題となっている再生可能エネルギー電源の系統連系の問題に向け、受変電設備と電力品質対策機器のノウハウを活用し、親会社である住友電工とも協力しながらソリューション提案の強化に取り組む方針だ。

 受変電設備と電力品質対策の知見と実績を生かし、風力連系設備の最適なシステム提案を行う。交流ケーブル送電による系統連系の案件では、住友電工と共にケーブルを含めた連系設備を一括で提案することが可能という。

 さらに、国内トップクラスのシェアを誇る「72/84kV超縮小形ガス絶縁開閉装置(XAE7)」や、省スペース、省エネルギーなどを特徴とする「所内電源供給システム(計器用変圧器/PVT)」など、独自の自社製品を組み合わせ案件に適した受変電設備を提案する。

 この他、風力発電設備の長距離交流ケーブル送電では、ケーブルの対地静電容量に起因する特異現象の発生が懸念されるため、電圧上昇を抑制する分路リアクトルや系統インダクタンスとの共振による高調波拡大を防止する高調波フィルターなど、電力品質対策機器の設置検討が必要となる。同社はこれまで地域間連系として電力会社間を直流連系する変換所向けに不可欠な高調波フィルタ、電圧変動対策用の無効電力補償装置(SVC)などの納入実績がある。

日新電機が転回する電力品質対策機器 出典:日新電機

 また、大規模風力発電ではその発電出力の変動による系統電圧変動の対策などが課題となっているが、同社は、電力品質対策機器の電力系統への適用で培った系統解析技術を活用し、系統条件やシステム構成に合わせた最適な対策装置を提案するとしている。

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